2018.12.13

教育ニュース

変形労働制で休みやすく=年間15~20日増も-教員の働き方改革・中教審答申案

 中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の特別部会は6日、教員の働き方改革に関する答申案をまとめた。公立学校教員の勤務時間を年単位で調整する「変形労働時間制」の導入が柱。2021年度から自治体の判断で制度を導入できるようにし、繁忙期には長くする一方、夏休み中などに学校閉庁日を増やし、長期休暇を取りやすくする。中教審は年明けに答申、文科省が制度改正に着手する。
 変形労働時間制の導入により、忙しい時期には長く働くなど、めりはりのある勤務時間の設定が可能になる。同省の試算では、学期中の勤務時間を週3時間長くすれば年間休日が15日、週4時間なら20日増える。