「巻頭スペシャル 出るとこグラフ」で、2018年夏にどの分野がどれだけ出たかをつかんだら、次に「オール自治体 出題トレンド」で、さらに詳細に過去5年分の全国と志望自治体の出題傾向を確認していきます。
2018.12.25
「巻頭スペシャル 出るとこグラフ」で、2018年夏にどの分野がどれだけ出たかをつかんだら、次に「オール自治体 出題トレンド」で、さらに詳細に過去5年分の全国と志望自治体の出題傾向を確認していきます。
「オール自治体 出題トレンド」の表は、「巻頭スペシャル 出るとこグラフ」で見た項目を、さらに詳細に分類したものです。この表からは、2014〜2018年夏実施試験まで過去5年の「全国」と「志望自治体」の出題傾向を読み取ることができます。また、出題傾向を読み取ることで同時に、教員採用試験の「定番」と「流行」のトピックを判別できます。
この表では、はじめに「全国」の出題傾向を把握し、近年の全国的な「定番」と「流行」のトピックをつかむようにしてください。なぜなら、全国的によく出ているトピックは、志望自治体での過去の出題の有無に関わらず、2019年夏の試験で問われる可能性があるからです。見方手順は、次の通りです。
全国の過去5年間の出題傾向をつかんだら、いよいよ次は志望自治体の過去5年間の出題傾向を確認していきます。
① 志望自治体の出題傾向を見るには、出題頻度表をタテ方向から見ていく。志望する自治体名の下に続く枠をマーカーなどで塗って見やすくしていこう。
② 出題頻度表の枠には、「7〜9、0、1」の数字、もしくは「●」が入っている。これは、採用試験の実施年を表している(右の図参照)。また、グレーに色が付いている枠は、2018年夏、つまり2019(平成31)年度採用試験で出題されたことを表している。
③ 次に、マーカーを引いたタテ方向の枠を、ヨコ方向の「分類」「主な出題事項」と交差させて見ていくと、その自治体でどの領域が過去5年に何回出題されているかの「定番」「流行」が分かる。右の表で言うと、E県では「道徳教育」について2016(平成28)年度、2017(平成29)年度、2018(平成30)年度、2019(平成31)年度の採用試験で出題があったということを示している。
各分野で特に注目したい領域には「CHECK」というマークが付いています。表の下部で、編集部が解説を加えているので、目を通してみてください。また、2019(平成31)年度採用試験の実施問題も掲載しているので、力試しに挑戦してみましょう。
また、志望する自治体の出題傾向をしっかり把握し、学習を重ねた後は、出題傾向の似た自治体の問題にも取り組み、どんどん演習を重ねていきましょう。類似問題の演習には、全国の実施問題を1冊にまとめた『2020年度版 教職教養の過去問』『2020年度版 一般教養の過去問』(いずれも時事通信出版局)がおススメです!