2019年夏実施試験で要注意です!
対策しておきたい最新の資料があります。2017年1月に出た「児童生徒の教育相談の充実について~学校の教育力を高める組織的な教育相談体制づくり~(報告)」です。この報告では、「教育相談」における教師と、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの役割などが詳しく示されています。
近年、児童生徒の心の問題は複雑化しています。教師は、前述の専門家と協力して、こうした問題の解決に努めなくていけません。そのため、近年、教員採用試験においても、「教育相談」についての出題が目立つようになってきています。
しかし、現場経験のない受験生にとって、教育相談とはいまいちどのようなものなのか、具体的に想像しづらいものです。そこで、本特集では、教育相談の基本から、教採で問われる資料、そして教育相談を実践する場合の心構えまでを、教育相談のプロである明海大学の大池公紀先生に解説してもらいました。これさえ読めば、試験対策はもちろん、現場で必要な知識もすべて身に付
監修:大池 公紀(おおいけ きみのり)
明海大学外国語学部教授 外国語学部教職課程センター副センター長
1955年生まれ。東京都立高校国語科教員として36年間奉職。後半は、副校長、校長、統括校長として14年間勤務後退職。キャリア教育、教育相談、学級経営、保護者対応等に関する東京都の任用前・新規採用者研修の講師を長年務める。退職後、明海大学外国語学部で教員育成に関わる。