特集1 「出る順」に覚える教育法規
毎年、多くの受験生を苦しめる存在があります。
そう、教育法規です。「条文の文章が堅すぎて理解しずらい」「何でこんなややこしい言い回しになっているのか意味不明」など、頭を抱える受験生もいるようです。でも、それもそのはずです。法律の条文は、違った解釈がなされないようにすることを最優先に書かれているため、読みやすさなどは一切考慮されていません。だから、あんな複雑で難解な文章になるのです。
そこで、今号の特集1では、2つの工夫をしました。1つ目は、教育法規の文章を「やさしい日本語」に翻訳し、意味をすぐに理解できるようにした特別付録(スイスイ分かる教育法規 やさしい日本語翻訳ブック)をつけたこと。2つ目は、2019年夏の全自治体の試験を分析し、「頻出のテーマ」の条文だけを対策できるようにしたことです。
そうした頻出のテーマの法規を「出る順」に並べ、さらに今後注目の法規も紹介していますので、特別付録と一緒に読み込んでいってください。難解だった法規も、きっとスラスラと頭に入ってくるはずです。
特集2 真似たい合格者の学習法
教員採用試験本番まであとわずか4ヵ月。泣いても笑っても、試験はあと120日ほどで確実にやってきます。
でも、受験生の中には、今やっている学習法が正しいのか分からないという人や、学習ができているのか遅れているのかよく分からなくて不安という人も多くいるでしょう。
そこで今号の特集2では、2019年夏の試験で見事合格を勝ち取った先輩に取材し、試験本番までにどんな学習をしていたのかを明かしてもらいました。取材したのは異なる校種・立場の5人。取材を進めると、学習に対する考え方や進め方もばらばらで、それぞれ自分に最適な方法を自分で編み出していたことが分かりました。
この5人の体験には、必ずあなたの学習の参考になることが含まれているはず。それぞれの学習法の「いいとこ取り」をして、これからの学習のペースをぐんぐん上げていってください。
動画付き!短期集中新連載 超文系のための数学緊急レスキュー ~レスキュー1「式の計算」
「一般教養」でも必ず出題される数学問題。教採試験まで残り半年。「文系だし数学苦手」「どう勉強したらいいか分からない」と、焦り途方に暮れているそこのあなた!
教セミでは、そんな数学アレルギーの方々を救済すべく数学指導のベテラン講師、西口正レスキュー隊長に緊急出動して頂きました。多くの生徒さんたちを「数学好き」に変えてきた西口隊長が、短期間で押さえておくべきポイントを分野別に簡単に分かりやすく解説してくれます(動画解説付き!)。
最後まで数学を諦めないで!
短期集中連載 図解で分かる教育時事(全6回)〜第3回「学習指導要領改訂に向けた答申」「特別支援教育」
膨大な種類と文量がある「教育時事」。さらに、現在進行形で新たな資料もどんどん発表されており、対策が追いつかないという受験生も少なくありません。
このコーナーでは、そんな悩める受験生のために、長年教員採用試験の動向を見てきた教育ジャーナリスト・佐藤明彦氏が、近年出題の多い教育時事のテーマを、かんたんに理解できるよう「図解」で解説! 受験生のモヤモヤを一気に吹き飛ばします。
特別ルポ 全国のすぐれた教育実践を見てみよう! ─第34回時事通信社「教育奨励賞」受賞校の取組─(最終回)
時事通信社は「授業(保育)の革新」「地域社会に根差した教育」などのテーマで業績のあった幼稚園から高校までに、毎年「教育奨励賞」を授与しています。
2月号から3号に渡って、第34回「教育奨励賞」受賞校の取組を紹介します。