2021.04.21

採用試験関連

名古屋市 令和3年度実施(2021年実施)試験要項を発表

名古屋市教育委員会は、4月21日、令和3年度実施(2021年実施)の名古屋市公立学校教員採用選考試験の試験要項をホームページに掲載した。

名古屋市の1次試験は7月17日(土)。また、2次試験は8月24日(火)25日(水)に行われる。
出願期間は5月17日(月)から5月28日(金)までで、原則としてインターネット申込(電子申請)による受付となり、受験票の交付もインターネットからのダウンロードとなる。
なお、インターネットによる申込ができない場合には郵送または持参による申込も可能としているが、その場合には事前に「申込書」が必要となる(申込書の請求期間は4月21日(水)から5月14日(金)の消印有効。郵送のほか名古屋市教育委員会で直接受け取ることもも可能)。

今年度の採用見込人数は、小学校240名(前年度採用見込人数200名)、中学校110名(同140名)、高校25名(同25名)、特別支援学校20名(同15名)、養護教員15名(同15名)。栄養教員5名(同10名)、幼稚園5名(同10名)で、前年度と比べ小学校で40名の大幅増となったほか特別支援学校が5名増となった反面、中学校が30名減、栄養教員と幼稚園がそれぞれ5名減となっている。
なお、採用見込人員には障害者特別選考による採用見込人員(約10名)が含まれるほか、小学校と中学校の採用見込人員には特別支援学級担当教員の採用見込人員(約20名)が含まれる。
また、高校の募集教科では、前年度募集のなかった「地理・歴史」「美術」が今年度募集教科に加わり、「情報」「福祉」が募集教科から外れている。

今年度試験での変更点として、1次試験で実施していた集団面接が廃止され、1次試験では実技試験を実施する教科(音楽、美術、技術、家庭)を除き、原則として筆記試験(小論文、総合教養、専門)のみとなる。なお、これまで1次試験で行われていた中学校・高校の「保健体育」の実技試験は、2次試験での実施に変更される。
「障害者特別選考」では、2次試験での個人面接に加えて、採用した場合の配慮事項等の聞き取りを別途行う。
また「特例」については大きく見直しが行われ、新たに「子育て理由退職者」を対象とした特例を新設(出願時に子育てを理由に退職して6年以内の本務教諭〈採用試験を経て採用された正規教員〉が対象で、2次の口述試験〈個人面接・集団面接〉のみ実施)するほか、「名古屋市立小学校における新たな運動・文化活動」の指導者を対象とした特例の追加(1次試験の「総合教養」の成績に加点)、また「なごや教職インターンシップ経験者」「土曜学習いきいきサポーター経験者」特例については令和2年度を活動期間に含める場合についての緩和措置を実施する(「なごや教職インターンシップ」は「1年間に30回以上、または2年間に50回以上」を「1年間に20回以上、または2年間に40回以上」に緩和。「土曜学習いきいきサポーター」は活動回数を「12回以上」から「8回以上」に緩和)。
このほか、講師経験者を対象とした特例要件の変更や、名古屋市以外で本務教員をしている者を対象にした特例の試験内容の変更、英会話能力に優れた者を対象とした特例の対象校種・教科の変更などが行われる。

なお、採用選考試験説明会については、今年度は感染症拡大防止の観点から会場ごとの説明会は開催せず、ホームページにて名古屋市の魅力や特色ある教育について紹介する動画や、採用選考試験について説明した動画を掲載(4月下旬予定)することにしている。



名古屋市教育委員会・令和3年度実施 名古屋市公立学校教員採用試験・障害者特別選考試験 試験要項(PDF)
https://www.city.nagoya.jp/kyoiku/cmsfiles/contents/0000140/140319/R3kyouintest.pdf

名古屋市教育委員会・インターネットでの申込・試験要項等の印刷について
https://www.city.nagoya.jp/kyoiku/page/0000140319.html