山形県教育委員会は4月4日、ホームページで「山形県公立学校教員選考試験についてのお知らせ」として、令和5年度(令和4年=2022年実施)の採用試験における変更点等を公表した。
昨年12月に公表された「元職特別選考Ⅰ・Ⅱの新設」「現職教員特別選考Ⅰ・Ⅱにおける年齢要件の変更」「特別支援学校小学部及び中学部の志願者に対する加点制度の変更」に続き、「試験内容」「加点制度」の変更(追加)点が示されている。
今回公表された変更点は下記の通り(これまでに公表された変更点を含む詳細については、下記リンク先を参照)
・試験内容の変更
新型コロナウイルス感染防止対応として昨年度試験で実施しなかった一次試験の「集団討議」「保健体育での水泳実技」については、今年度の試験でも引き続き実施しない(保健体育の実技については陸上・器械運動・球技・武道・ダンスの5領域から2領域を選択する)。
また、同じく昨年度試験で実施しなかった二次試験の「模擬試験等」については、今回の試験から実施をとりやめ、「個人面接1・2」に「場面指導等(学校生活全般におけるさまざまな場面での児童生徒や保護者への対応の仕方等について問う)」を含む形で実施する。
・加点制度の変更
①特別支援学校小学部及び中学部の志願者に対する加点要件(複数の障がい種の特別支援学校教諭の普通免許状を有する者又は取得する見込みの者)の組み合わせについて、これまでの「「視覚」と「知肢病」又は「聴覚」と「知肢病」の組み合わせ」から、「「知的・肢体・病弱」の中から2領域以上及び「視覚・聴覚」の中から1領域以上の組合せ」に変更される(既発表すみ。※5点の加点)。
②特別支援学校小学部及び中学部の志願者で、「高等学校教諭の「情報」の普通免許状を有する者又は取得する見込みの者」「受験する校種・教科の普通免許状以外に、中学校又は高等学校教諭の「数学」又は「理科」の普通免許状を有する者又は取得する見込みの者」に対して加点(それぞれ10点)を行う。
③高等学校教諭・助教諭の志願者で「高等学校教諭の「情報」の普通免許状を有する者又は取得する見込みの者」に対する加点を、これまでの10点から30点に引き上げる。
④加点の上限について、これまで全校種で一律20点だったものを、高等学校教諭・助教諭については40点、それ以外の校種については25点にそれぞれ引き上げる。
山形県教育委員会・令和5年度採用山形県公立学校選考試験に関するお知らせ【変更点等】(PDF)
https://www.pref.yamagata.jp/documents/25065/r5henkou0404.pdf