【教育ニュース】全国の小中学校で2021年度に不登校だった児童生徒は前年度から4万8,813人(24.9%)増の24万4,940人で過去最多となったことが10月27日、文部科学省が公表した「問題行動・不登校調査」で分かった。増加は9年連続。また、高校なども含めたいじめ認知件数は前年度比19%増の61万5,351件で、新型コロナウイルスに伴う一斉休校などにより減少した前回調査から再び増加に転じた。
文科省は不登校が大幅に増えた要因について、コロナ禍での生活リズムの乱れや休むことへの抵抗感の薄れのほか、活動制限が続いて交友関係が築けないことに伴う登校意欲の低下を指摘。児童生徒の休養の必要性を明示した「教育機会確保法」が浸透したことなども背景にあるとみている。
不登校、最多24万人超 いじめ認知も一転増加―コロナ影響続く・文科省(時事ドットコム)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022102700912&g=soc
【参考】令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/content/20221021-mxt_jidou02-100002753_2.pdf