鳥取県教育委員会は1月18日、令和6年度(令和5年度=2023年実施)鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験実施要項の骨子を発表した。
鳥取県の令和6年度の試験日程は、前年度(令和5年度)試験よりも全体的に試験日程を早めているのが特徴で、1次試験については全試験区分で6月11日(日)に実施する。これは前年度の1次試験(小学校・中学校・特支・養護=6月19日、高校・栄養教諭=26日)よりも1週または2週前倒しとなったほか、今年度(令和6年度)試験においても、すでに日程が発表されている北海道の6月18日(日)よりも1週早い試験日となる。
また、2次試験の試験期間についても前年度(8月26日〜9月5日)よりも3週早い、8月4日(金)〜12日(土)までの間を予定している(指定された1日または2日間の受験)。
結果の発表は、1次が7月14日(金)、2次が9月15日(金)の予定で、これも前年度(1次=8月3日、2次=9月30日)よりもおよそ半月ほど早める。
今年度からの主な変更点は下記の通り。
①試験実施からA登載者発表までの試験日程を早める。全試験区分の1次試験を同一日で実施し、関西会場でも全試験区分の試験を実施する。
②適性検査を2次試験の試験項目へ変更するとともに、1次試験結果発表後、指定期間内でのWeb実施とする。
③一般選考における中学校と高校の「英語」において、一定の英語に係る資格を有する者(中学校=実用英語技能検定準1級程度、高校=実用英語技能検定1級程度。詳細は下記リンク先を参照)を対象として1次試験のすべてを免除する。
④特別選考である「県内公立学校の講師等を対象とした選考」における受験資格に上限回数を設ける。令和6年度試験を1回目としてカウントし、連続受験回数は5回を上限とする。
(※連続受験回数は試験区分、教科〈科目等〉の試験が実施されなかった年度を除いた受験回数)
⑤特別選考である「教職大学院修了者を対象とした選考」を廃止する。
⑥特別選考である「普通免許状を有しない社会人実務経験者を対象とした選考」の対象試験区分・教科(科目等)に中学校「技術」「家庭」及び高校「家庭」を追加する。
⑦一般選考における併願制度において、特別支援学校志願者による中学校、高校への併願を廃止する。
⑧2次試験において実施する技能・実技試験(ICT活用)を全試験区分で実施する。
⑨高校の一部の試験区分(教科(科目等))において、専門試験(筆記試験)の試験時間を短縮する。試験時間が80分だった高校の教科(科目)のうち、「国語」「地理・歴史(世界史、日本史、地理)」「数学」「理科(物理・地学、化学、生物)」「英語」については75分に、それ以外の教科(科目)については60分に短縮する(※昨年度、試験時間を60分に変更した高校の「保健体育」「芸術(音楽、美術、書道)」については今回は変更なし。また、高校以外の試験区分についてはすでに試験時間60分となっている)。
なお、実施要項は3月27日(月)公表予定で、出願期間は同日(3月27日)正午から4月20日(木)午後5時まで、電子申請による受付となる。
鳥取県教育委員会・令和6年度鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験の日程、試験内容等について
https://www.pref.tottori.lg.jp/308876.htm
鳥取県教育委員会・令和6年度(令和5年度実施)鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験実施要項の骨子について(PDF)
https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/1309610/R06kossi.pdf