川崎市教育委員会は3月1日、ホームページに「教員採用候補者選考試験で新たな取組を実施します!」と題し、令和5(2023)年度に実施する教員採用選考試験についての変更点等の情報を公表した。
今回公表された内容は下記の通り。
①大学3年生選考試験(大学推薦)の新設(小学校教諭)
教員採用選考試験の時期が遅いことを理由に、川崎市で教員になることをあきらめることがないよう、大学が推薦する3年生を対象とした特別選考を新設する。
対象となる校種は小学校で、小学校一種普通免許状取得の課程認定を受けている大学の3年生が対象となる。
選考方法は、書類選考の上で1次試験を免除し、2次試験として場面指導、個人面接及び論文試験を行う(論文試験は1次試験日に実施)。
合格発表は令和5年10月に行い(内定)、令和7(2025)年4月に採用となる。合格者については、合格後、希望者を対象とした研修を12月から翌年8月ごろまで実施することにしている。また、不合格の場合でも、翌年度(大学4年次)の選考試験を受験することができる。
②大学4年生選考試験(大学推薦)の対象大学を拡大(小学校教諭)
大学4年生選考試験(大学推薦)の対象大学について、従来の「小学校免許状取得の課程認定を受けている大学」に加えて、「中学校免許状取得の課程認定を受けている大学で在学中に、提携している大学で小学校免許状取得できる制度がある大学」にも拡大する。
③特別選考区分Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの受験者資格となる勤務経験対象期間を拡大
特別選考Ⅰ(国公立学校正規教員経験者)、特別選考Ⅱ(本市〈川崎市〉臨時的任用職員等経験者)、特別選考Ⅲ(社会人・青年海外協力隊等経験者等)の受験者資格となる勤務経験対象期間について、「直近3年間または5年間で通算1年以上の勤務経験」としていたものを「直近10年間で通算1年以上」に変更する。
なお、川崎市の試験日程については、1次試験が7月上旬、2次試験は8月中旬の予定で、選考試験の詳細については4月上旬に発表予定としている(令和4年度〈2022年度〉実施試験では4月1日に発表)。
川崎市教育委員会・教員採用候補者選考試験で新たな取組を実施します!
https://www.city.kawasaki.jp/880/page/0000148721.html