千葉県教育委員会は3月10日、令和6年度(令和5年度=2023年実施)の千葉県・千葉市公立学校教員採用候補者選考の実施要項を発表した。
千葉県・千葉市の1次試験は7月9日(日)実施で、1次試験については千葉県内9会場のほか盛岡(岩手大学=盛岡市)と名古屋(愛知大学名古屋キャンパス=名古屋市)の両会場に加えて、兵庫県内に兵庫臨時会場(会場未定)を新たに設ける。
なお、地方会場のうち、兵庫臨時会場では「小学校」と「中学校技術」のみを実施。盛岡・名古屋の両会場では全校種・全教科で実施する。
2次試験は小学校以外の校種は8月19日(土)〜21日(月)の間の指定日(1日)、小学校と特別臨時的任用講師特例選考は8月25日(金)〜27日(日)の間の指定日(1日)となる。
なお、各試験の結果通知は1次が7月下旬から8月上旬、2次は10月中旬の予定(令和5年度試験では1次が7月29日、2次が10月5日にそれぞれ発表)。
出願期間は4月3日(月)午前9時から5月12日(金)午後5時までで、電子申請による出願となる(特別選考等での提出書類は郵送。一般選考の場合は郵送による提出物はなし)。
令和6年度試験での採用予定者数は、小学校が790名(前年度620名)、中学校・中高共通が750名(前年度690名)、特支が80名(前年度130名)、養護が55名(前年度55名)、高校と栄養がそれぞれ若干名(同)で、小学校と中学校・中高共通がそれぞれ採用予定者数を増やして、700人台に乗せている。
今回の試験からの変更点については、3月10日付の記事(「千葉県 令和6年度(令和5年=2023年実施)試験の概要を公表。大学3年次等対象の選考を新設へ」)の通りだが、今回の試験で新設される「ちば夢チャレンジ特別選考」の内容が募集要項で明らかになっている。
「ちば夢チャレンジ特別選考」は大学3年次等が1次試験の一部(「教職教養」と「専門教科」)を先行して受験できる制度となり、合格基準に達した者は「ちば夢チャレンジ特別選考(令和5年度実施)通過者」となり、大学4年次に実施する令和7年度試験(2024年実施)の1次試験では「集団面接」のみ受験し、その合格者は2次試験を受験することになる。
「ちば夢チャレンジ特別選考」の受験資格は以下の通り。
①昭和40(1965)年4月2日以降に生まれた者(59歳未満)
②大学3年次等(※大学のほか短期大学、大学院、専門学校等)で令和6年度(2024年度)に卒業する見込みがある者等
③地方公務員法第16条各号及び学校教育法第9条各号のいずれにも該当しない者
④平成11(1999)年改正前の民法の規定による準禁治産の宣告を受けている者(心神耗弱を原因とするもの以外)に該当しない者
⑤志願に必要な教育職員免許法に規定する各相当の普通免許状(ただし、実習免許状は除く。)を令和6(2024)年4月1日から令和7(2025)年3月31日までに取得見込みの者等
千葉県教育委員会:令和6年度(5年度実施)千葉県・千葉市公立学校教員採用候補者選考のご案内
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/syokuin/ninyo/r06/saiyousenkou-annai.html
千葉県教育委員会:令和6年度(5年度実施)千葉県・千葉市公立学校教員採用候補者選考実施要項(PDF)
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/syokuin/ninyo/r06/documents/6nenndojissiyoukou.pdf
千葉県教育委員会:令和6年度(5年度実施)千葉県・千葉市公立学校教員採用候補者選考 選考の変更点と新たな取組(PDF)
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/syokuin/ninyo/r06/documents/hennkoutenn.pdf