北海道教育委員会は3月22日、令和6年度(2024年度=2023年実施)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査の北海道採用希望者向け実施要領を発表した。
北海道の1次試験は6月18日(日)に行われ、結果発表は7月21日(金)。2次試験は8月4日(金)5日(土)6日(日)の間の原則2日間に行われ、結果発表は9月29日(火)となる。
出願期間は4月7日(金)〜5月2日(金)までとなるが、出願については、Webエントリー(5月2日17時まで)と出願書類の郵送(簡易書留・5月2日消印有効)の2つの手続きが必要となる。なお、Webエントリー用のエントリーサイトは北海道教育委員会のホームページで4月7日に公開予定としている。
今年度の採用予定数は小学校370名(前年度採用予定数350名)、中学校275名(同190名)※1、高校155名(同160名)※1※2、特別支援学校122名(同121名)※3、養護教諭80名(同70名)、栄養教諭15名(同15名)で、高校と栄養教諭以外の校種で前回より採用予定数を増やしている。
※1:中学校と高校は教科別の採用予定者数の合算。
※2:高校は札幌市教育委員会との共同登録となり、採用予定数のうち若干名が札幌市に採用される場合もある。
※3:特別支援学校は小学部(幼稚部)・中学部・高等部と自立活動(肢体不自由)それぞれの採用予定数の合算。
今年度試験からの主な変更点は下記の通り。
①検査会場について
北海道内5地域6会場で実施している2次試験について、現在2会場の札幌会場を1会場増やして、道内5地域7会場(札幌3会場)で実施する(現時点で会場は未定)。
また、1次試験については道内会場(札幌、函館、岩見沢、旭川、釧路)の他に東京、大阪でも実施する(※東京、大阪の会場については後日北海道教育委員会のホームページで発表)。
②実技検査の見直し
中学校(特別支援学校中等部)及び高等学校(特別支援学校高等部)の「体育」の実技を中止する。
また、中学校(特別支援学校中等部)及び高等学校(特別支援学校高等部)の「音楽」実技については、歌唱課題を「初見視唱」から「あらかじめ指定した課題曲の歌唱」に変更する(※課題曲は「コールユーブンゲン」(第1巻)No.1〜No.41(原書番号)のうち、当日指定された1曲を歌う。なお、音楽実技は歌唱のほかに、ピアノ演奏も実施)。
③教職大学院修了者を対象とした特別選考の新設
教職大学院修了者を対象とした特別選考を新設し、1次検査を免除する。
④資格等による免除措置の追加
高等学校「情報」区分において、情報処理技術者試験(基本情報技術者試験)以上の合格者については、専門検査(I)を免除する。
⑤1次試験での加点措置の追加
小学校、中学校及び高等学校区分において、特別支援学校教諭免許取得(見込み)者に加点を行う。
⑥採用予定者数を教科ごとに明記する。
⑦1次試験の結果通知用封筒の提出を出願時から1次試験当日に変更する(1次試験免除者はこれまで通り出願時に提出)。
⑧合格発表の時期を前年度試験(10月11日発表)より2週間程度早め,9月29日(金)に行う。
北海道教育委員会・令和6年度(2024年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査実施要領(PDF)
https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/fs/8/1/5/4/6/6/9/_/00_実施要領.pdf
北海道教育委員会・令和6年度(2024年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査について
https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/ksi/138776.html