滋賀県教育委員会は3月24日、令和6年度(令和5年=2023年実施)滋賀県公立学校教員採用選考試験についての詳細をホームページに掲載、試験会場(予定)や募集校種、変更点などを公表した。
今回の試験での主な変更点としては下記の通り。
①従来から実施している選考試験〔夏選考とする〕とは別に、現職教諭向けの選考試験〔秋選考〕を新たに実施する。
滋賀県外の公立の小学校・特別支援学校で3年以上の勤務経験を有する者が同一の校種にのみ出願可能とする。ただし、その他の出願資格は〔夏選考〕と同じとし、また、同一年度で夏選考と秋選考の両方には出願できない。
②年齢要件について、これまで49歳以下(令和5年度試験では「昭和48(1973)年4月2日以降に生まれた者」)としていたものを、今回の試験より、59歳以下(「昭和39(1964)年4月2日以降に生まれた者」)とする。
③第一次選考試験の一部免除の対象者のうち、小学校・中学校・特別支援学校・養護・栄養の「現職教諭等」については「1次試験のすべて」を免除とする(高校の「現職教諭等」受験者は引き続き「一般教養・教職教養」のみ免除)。
④以下の要件に該当する者に対し、新しく加点の対象者とする。
〔中学校〕
・出願する教科の中学校教諭普通免許状に加え、他の教科の中学校教諭普通免許状を有する者(取得見込みを含む)
〔高等学校〕
・特別支援学校教諭普通免許状を有する者(取得見込みを含む)
・国際バカロレア教員認定の資格を有する者
〔全校種・職種〕
・公認心理師または臨床心理士の資格を有する者
また、1次試験の試験会場(予定)も公表され、6月25日(日)の筆記試験は「立命館大学びわこ・くさつキャンパス」、7月1日(土)2日(日)の面接試験は小学校・中学校・養護教員・栄養教員受験者が「守山市立守山小学校」、高校・特別支援学校受験者が「滋賀県立大津高等学校」となっている。
なお、実施要項は4月中旬〜下旬ごろに公表の予定となっており、変更点の詳細や中学校・高校教員の募集教科は募集要項にて示される。
滋賀県教育委員会・令和6年度滋賀県公立学校教員採用選考試験の詳細
https://www.pref.shiga.lg.jp/edu/zinzisaiyou/bosyu/303811.html