長野県教育委員会は4月14日、ホームページの令和6年度公立学校教員採用選考情報を更新し、令和6年度(令和5年=2023年実施)公立学校教員募集案内・採用選考要項を掲載した。
長野県の1次試験は小学校・中学校・義務教育学校・特別支援学校が7月1日(土)2日(日)の2日間、高校は7月1日のみの実施となる。また、2次試験は全校種で8月7日(月)〜11日(金)の指定日に行われる。
結果の発表は1次が7月下旬(前年度は7月26日)、最終の合格発表は9月下旬(前年度は9月22日)の予定となっている。
出願期間は4月17日(月)〜5月9日(火)までで、小学校・中学校・特別支援学校の志願者は郵送または持参による出願(郵送の場合は5月9日当日消印有効、持参の場合は平日の8時30分から17時15分まで長野県教育委員会・義務教育課〈長野県庁8階〉に提出)。高校の志願者は「ながの電子申請サービス」を用いた電子申請での出願となる。
なお、高校の志願者は電子申請を行った後に、最終学校(大学院在籍者又は修了者は大学院及び卒業大学、大学の通信制在籍者又は修了者は通信制大学及び卒業大学)における「学業成績証明書」を郵送で送付する必要があるほか、選考区分により別途提出書類がある場合には郵送で送付する(郵送での送付は5月10日〈水〉消印有効)。
今年度の採用予定者数は、小学校225名、中学校135名、高校90名、特別支援学校55名、養護教諭(小中)20名、養護教諭(高校)若干名、栄養教諭若干名で、前年度と同数としている(※小学校・中学校・養護教諭(小中)の予定者数は長野県内を4ブロックに分け、ブロックごとに採用数を設定した合計数)。
また、身体に障がいのある人を対象とした選考で10名程度、「スポーツの技能や実績のある人を対象とした教員選考」で若干名を採用予定としている。
今年度試験からの主な変更点は下記の通り。
①「妊娠者に対する採用猶予制度」を「妊娠及び子育て中の方に対する猶予制度」として拡充し、これまで、採用選考の合格者のうち採用年度に出産予定の者を対象としていたものを、今年度試験からは「合格者で、令和5年度に妊娠されている者及び令和5年度末時点で0歳、1歳の子の養育をされている者」について、男女を問わず希望により、採用年度と採用次年度の最大2年間、採用を猶予することができるようにする。
②中学校の教員選考において「長野県内中学校で学級担任経験のある講師」を対象に、適性検査以外の1次試験を免除とする特別選考を新設する。
③学級担任経験のある講師を対象とした特別選考において、これまで2次選考で実施していた適性検査を1次選考で実施し、適性検査会場を増設する。
④小学校・特別支援学校において、2次選考で実施していた「実技」試験を廃止する。
⑤高校の志望者で「情報」以外(養護を除く)の教科を受験する方が「情報」の免許を所有している場合、1次試験の専門教科に「10点」を加点する。
なお、令和5年度長野県公立学校教員採用選考の2次選考において、新型コロナウイルス感染症に関わり、令和6年度の一次選考の救済措置が認められている者については、改めて長野県教育委員会より確認の連絡を行う。
【参考記事】長野県 2次試験での新型コロナウイルス感染症に係る対応等を公表(2022年8月3日)
http://book.jiji.com/information/news/news-7862/
長野県教育委員会・令和6年度公立学校教員採用選考情報
https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/koko/saiyo-nyuushi/joho/kokokyoinsenko06.html
長野県教育委員会・令和6年度公立学校教員募集案内・採用選考要項(PDF)
https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/koko/saiyo-nyuushi/joho/documents/y_z.pdf