2023.06.15

採用試験関連

千葉県・千葉市 志願状況を公表。平均倍率は2.9倍 大学3年次等対象の特別選考には739名が応募

千葉県教育委員会と千葉市教育委員会は6月15日、令和6年度公立学校教員採用候補者選考の志願状況を公表した。
今年度の志願者総数は5,688名で、そのうち大学3年次等(※)を対象とした「ちば夢チャレンジ特別選考(以下「ちば夢」)」には739名が応募。「ちば夢チャレンジ特別選考」志願者を合算した場合の総数では前年度試験の志願者数(5,314名)を374名上回ったものの、令和6年度採用分の応募者については4,949名となり、前年度と比べ365名減となった。
また、令和6年度の募集人員約1,700名(前年度は約1,500名)に対しての志願倍率(令和6年度採用分志願者 / 令和6年度の募集人数)は平均で2.9倍となり、昨年度の3.5倍からは0.6ポイントの下落となった。

受験区分別の志願者総数は、小学校が1,753名(うち「ちば夢」志願者281名)、中学校と中・高共通が2,927名(うち「ちば夢」志願者320名)、高校(専門教科)が167名(うち「ちば夢」志願者23名)、特別支援教育が392名(うち「ちば夢」志願者48名)、養護教諭が412名(うち「ちば夢」志願者67名)で、「ちば夢」を合算した総数では特支以外の校種で前年度試験での志願者数を上回ったものの、「ちば夢」志願者を除いた令和6年度採用分の志願者では、小学校1,472名(前年度1,535名)、中学校と中・高共通2,607名(前年度2,837名)、高校(専門教科)144名(前年度150名)、特別支援教育344名(前年度399名)、養護教諭345名(前年度354名)、栄養教諭37名(前年度39名)となり、すべての校種で前年度を下回っている。
このほか、障害者を対象とした障害者枠(養護教諭を含む全区分を対象に5名程度採用予定)には12名(前年度15名)が応募している。

また、「ちば夢」志願者分を除いた受験区分別の志願倍率は、小学校が1.9倍(前年度2.5倍)、中・高が3.5倍(前年度4.1倍)、特別支援教育が4.3倍(前年度3.1倍)、養護教諭が6.3倍(前年度6.2倍)となっている(高校と栄養教諭は募集数若干名のため、倍率非公表)。

千葉県・千葉市の教員採用試験は、1次試験が7月9日(日)。2次試験は小学校以外の志願者は8月19日(金)〜21日(日)の間、小学校と特別臨時的任用講師特例の志願者は8月25日(金)〜27日(日)の間の指定日(1日)にそれぞれ行われる。
結果の発表は1次が7月下旬〜8月上旬、2次は10月中旬の予定となっている。

※「ちば夢チャレンジ特別選考」の志願者は、大学3年次等で受験する今回の試験(令和5年度=2023年実施試験)では1次試験の「教職教養」と「専門教養」を受験し、合格基準に達した者は、大学4年次等で受験する令和7年度試験(同6年度=2024年実施)の1次試験では「集団面接」を受験。集団面接で合格した者は、2次試験に進むことになる。



千葉県教育委員会・令和6年度公立学校教員採用候補者選考の志願者数(PDF)
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/syokuin/ninyo/r06/documents/sigannsyasuu.pdf

千葉県教育委員会・令和6年度公立学校教員採用候補者選考の志願状況について(報道発表資料・PDF)
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/soumu/press/2023/documents/04-r5-dai3kai-houkoku2.pdf