和歌山県教育委員会は9月26日、令和6年度(令和5年=2023年実施)和歌山県公立学校教員採用候補者選考試験の秋選考の実施要項をホームページに掲載した。
秋選考は、複数の受験機会を設けることでより有為な人材の確保につなげることを目的として実施し、今回の試験では小学校と特別支援学校に加え、中学校「技術」、高校「工業」「看護」について、一般選考と障害のある人を対象とした選考を実施する。
秋選考の主な受験資格は以下の通り。中学校「技術」、高校「工業」「看護」については、教職等経験者に加え一定の社会人経験者等も受験可能となっている。
①志願する校種・教科の教諭普通免許状の所有者又は令和6年3月末までに取得見込みの人。
(※特別支援学校については盲・聾・養護学校教諭普通免許状、盲・聾・養護学校自立活動教諭一種免許状又は特別支援学校自立活動教諭一種免許状を有する人。高校「看護」については、高等学校を卒業した人又は文部科学大臣が高等学校を卒業した人と同等以上の資格を有すると認めた者で、看護師免許を有し3年以上の実務経験を有する人で、かつ特別免許状の授与条件を満たす人。もそれぞれ受験可)
②昭和39(1963)年4月2日以降に生まれた人
③地方公務員法第16条(欠格条項)及び学校教育法第9条に該当しない人
の要件に該当したうえで、
④出願時において、和歌山県外の志願する学校種に正規採用され、学校教育法上の主幹教諭、指導教諭、教諭、任用の期限を付さない講師(※注1=日本国籍を有しない人が正規の教員として採用された場合をいい、同様の採用であれば職名は問わない)、都道府県教育委員会又は市町村教育委員会に事務局職員(※注2=教諭として採用された後、引き続いて教育委員会に採用された指導主事等の職)として在職(休職中である場合を除く)し、令和6年3月31日までの在職期間が通算3年(休職及び休業期間を除く)以上の勤務実績がある(見込みを含む)人。
⑤出願時において、本県(和歌山県)の学校教育法上の国公立学校に常勤講師として在職し、令和6年3月31日までの在職期間が通算5年(休職及び休業期間を除く)以上の勤務実績がある(見込みを含む)人。
⑥中学校技術、高校工業の志願者で、出願時において法人格を有する民間企業、官公庁(教育関連は除く)、又は研究機関に在職し、志願する教科に関連する実務経験が同一企業において 継続して3年以上(休職及び休業期間を除く)ある人。ただし、大学又は大学院で志願する教科に関連する分野の学科を卒業(修了)した人に限る(教員免許状を有しない人にあっては、特別免許状の授与条件を満たす人に限る)。
小学校と特別支援学校および高校「看護」の受験者については、①〜③のすべてと④または⑤の要件を満たす者が、中学校「技術」と高校「工業」については①〜③のすべてと④、⑤、⑥のいずれか要件を満たす者、または②、③、⑥の要件を満たす者が対象となる。
なお、障害のある人を対象とした選考での受験者は、上記の受験資格に加えて、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳又は療育手帳の交付を受けている人が対象となる。
採用予定人数は一般選考で22名程度(小学校7名程度、中学校技術3名程度、高校工業5名程度、高校看護3名程度、特別支援学校4名程度)、障害のある人を対象とした選考では若干名を予定している。
試験は「小論文(資料の読解を含む)」「個人面接(自己アピールを含む)」「適性検査(6月に実施した試験〈1次試験〉で適性検査を受けた者は除く)」を実施し、11月5日(日)に和歌山県民文化会館(和歌山市)にて行われる。
出願は電子申請による出願と郵送によるエントリーシート等の提出の2段階方式となり、電子申請による出願受付の期間は9月25日(月)10時から10月6日(金)17時30分まで。エントリーシート等の提出期限は10月11日(水)当日の消印有効となっている。
なお、合格発表は11月27日(月)に行われる。
和歌山県教育委員会・令和6年度和歌山県公立学校教員採用候補者選考試験(秋選考)実施要項(PDF)
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/500300/saiyou/top_d/fil/R6zissiyoukou_akisenkou.pdf
和歌山県教育委員会・令和6年度和歌山県公立学校教員採用候補者選考試験(秋選考)の変更について(PDF)
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/500300/saiyou/top_d/fil/R6akisennkou_henkou.pdf
和歌山県教育委員会・教員採用候補者選考試験
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/500300/saiyou/top.html