青森県教育委員会は、青森県公立学校教員採用候補者選考試験の2次試験において、中学校・高等学校保健体育の実技試験(9月23日実施)のうち、水泳に関する試験結果を記載した採点表を紛失するという事案が発生したことをホームページで公表した。
紛失が確認されたのは9月23日(土)で、中学校・高等学校保健体育の実技試験採点表のうち、青森市のマエダアリーナ(新青森県総合運動公園総合体育館)で実施した水泳の採点表(A4サイズ)4枚を紛失。中学校・高等学校保健体育の受験者73名(中学校39名、高等学校12名、特別支援学校中学部10名、特別支援学校高等部12名)が影響を受けた。
これに伴い、県教育委員会では、中学校・高等学校保健体育の実技試験については受験者全員の水泳の得点を20点満点とした上で、残りの実技5種目(器械運動、球技、ダンス、武道、水泳)の合計点により上位・中位・下位の3ランクに分類し、選考基準に従って採用候補者を選考、採用候補者(2次試験合格者)28名(中学校14名、高等学校4名、特別支援学校中学部4名、特別支援学校高等部6名)を決定した。また、受験者に対しては、通知文書を送付する封筒に謝罪文を同封した。
県教育委員会では、「教員という夢をかなえるために努力を重ね、本番でその成果を発揮しようと臨んだ本試験において、このような事態となってしまったことについて、中学校・高等学校保健体育の受験者の皆様には大変申し訳なく、心より深くお詫び申し上げます。担当職員一人一人が、人生を左右しかねない教員採用試験の重要性を深く認識し、その自覚をもって適切な試験運営を行うよう、再発防止に務めて参ります。」とし、再発防止策として、採点表を受領した後の処理手順を示したマニュアルを作成し、複数人で確認するなど、確実に回収する仕組みを構築するとしている。
青森県教育委員会・令和6年度青森県公立学校教員採用候補者選考試験の中学校・高等学校保健体育の実技試験における採点表紛失について
https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kyoiku/e-kyoin/r6kyousai-2jihotaityosei.html