【教育ニュース】文部科学省は12月25日、2023年度に採用された公立学校教員の採用試験実施状況を公表した。公立学校全体の競争率は3.4倍(前年度3.7倍)で過去最低。このうち、小学校のみでも2.3倍(同2.5倍)で最低だった。
大量退職に伴い、自治体が採用を増やしているのが主な原因。小学校については、新卒の受験者が増えた一方で既卒者は大きく減少し、合計で落ち込んだ。臨時教員や非常勤講師として採用試験を受けていた人の正規採用が進み、既卒の受験者減につながった。
調査は、都道府県や政令市の教育委員会などを対象に実施。小学校の競争率が最も低いのは1.3倍の秋田、大分両県。公立学校全体では、富山、長崎両県の2.1倍が最も低かった。
教員競争率3.4倍で最低 公立校、23年度採用―文科省(時事ドットコム)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023122500593&g=soc
【参考】令和5年度(令和4年度実施)公立学校教員採用選考試験の実施状況について(文部科学省HP)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/senkou/1416039_00009.html