熊本県教育委員会は2月22日、令和7年度(令和6年度=2024年実施)熊本県公立学校教員採用選考考査のうち、今回の試験から実施する「大学等推薦特別選考」の実施要項を公表した。
大学等推薦特別選考の対象となるのは小学校、中学校(全教科)と高等学校(対象となる教科は3月上旬にホームページで公表予定※)で、推薦が可能なのは、推薦を希望する校種・教科の受考資格に該当する普通免許状取得の課程認定を受けている大学等(大学、大学院〈教職大学院を含む〉。なお、通信制大学、専門学校は含まれない)となる。推薦人数については制限はない。
主な被推薦者(資格対象者)の要件は下記の通り。
①昭和40(1965)年4月2日以降に生まれた者
②地方公務員法第16条及び学校教育法第9条に規定する欠格条項に該当しない者
③小学校教諭等受考者は小学校教諭の普通免許状を、中学校・高等学校教諭等受考者は受考教科等の普通免許状を現に所有している者または令和7(2025)年3月31日までに取得見込の者
④志願時に推薦の対象となる校種の免許状取得のための大学等に在籍し、令和7年3月31日までに卒業(修了)見込みの者(※既卒者は対象とならない)
⑤熊本県公立学校教員のみを志願する者
⑥「くまもとの教職員像」にふさわしい資質・能力を有し、学業成績が優秀である者(「くまもとの教職員像」については下記リンク先の実施要項を参照)
推薦の手続については、大学側で被推薦者全員に係る書類(推薦書、成績証明書)を取りまとめ、4月5日(金)までに熊本県教育庁教育総務局学校人事課教員採用・育成班へ郵送(簡易書留)で提出する。
推薦人数の上限はない。
推薦結果については、4月中旬までに大学等に通知され、対象者は第一次考査(1次試験)が免除となる。
なお、大学等推薦の被推薦者も、自身で電子申請にて出願手続きを行う必要がある(受付期間については4月上旬公表予定の実施要項で示される)。
【※3/21更新】熊本県教育委員会は3月19日に「令和7年度(令和6年度実施)熊本県公立学校教員採用選考考査における大学等推薦特別選考及び併志願制度に関する留意点について」として、大学等推薦特別選考及び併志願制度についての留意点をホームページに掲載した。
この中で「大学推薦により第一次考査が免除となり第二次考査から受考する場合は、併志願の対象とならない」「大学推薦による第一次考査免除の対象とならなかった場合は、一般選考で申請することになり、第一次考査における併志願が可能」としている。
令和7年度(令和6年度実施)熊本県公立学校教員採用選考考査における大学等推薦特別選考及び併志願制度に関する留意点について
https://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/life/200319_519963_misc.pdf
【※3/12更新】熊本県教育委員会は、大学等推薦特別選考のうち高等学校の推薦対象教科として「家庭」「商業」「情報」「工業(機械)」「工業(電気電子)」の5教科を推薦対象とすることを発表した。
令和7年度(令和6年度実施)熊本県公立学校教員採用選考考査 大学等推薦特別選考における高等学校教諭等の推薦対象教科について
https://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/life/199215_516397_misc.pdf
熊本県教育委員会・令和7年度(令和6年度実施)熊本県公立学校教員採用選考考査 大学等推薦特別選考実施要項について
https://www.pref.kumamoto.jp/site/kyouiku/197548.html
熊本県教育委員会・令和7年度(令和6年度実施)熊本県公立学校教員採用選考考査 大学等推薦特別選考実施要項(PDF)
https://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/life/197548_509590_misc.pdf
熊本県教育委員会・令和7年度 熊本県公立学校教員採用選考考査の主な変更点及び日程について(PDF)
https://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/life/191722_487574_misc.pdf