秋田県教育委員会は5月9日、令和7年度(令和6年度=2024年実施)秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験の実施要項を発表した。
秋田県の試験日程は、1次試験は7月13日(土)14日(日)。2次試験は8月31日(土)〜9月2日(月)に行われる。結果の発表は1次が8月7日(水)、2次が9月30日(月)の予定となっている。
前年度と比べ1次試験で1週間、2次試験で半月ほどそれぞれ日程を前倒しして実施するほか、日程の早期化に伴い1次・2次の合格発表についても10日〜2週間ほど前倒しされる。
出願の受付期間は5月10日(金)から27日(月)までで、志願書については原則として電子申請による受付(5月27日17時まで)、志願書以外の書類は郵送での送付となる(郵送は5月27日の消印有効)。
今年度の採用予定人員は小学校110名(前年度採用予定人数90名)、中学校64名(同60名)、高校26名(同23名)、特別支援学校25名(同24名)、養護教諭11名(同8名)で、すべての校種で前年度より採用予定人数を増やしている。
このほかに、高校の実習助手(工業)、特別支援学校高等部実習助手、言語聴覚士等有資格者特別選考(特別支援学校)、社会人特別選考(教員免許状の所有を前提としない選考)でそれぞれ若干名を募集する。
試験日程以外での、今年度試験からの主な変更点は下記の通り。
①社会人等特別選考(教員免許状の所有を前提としない選考)において、これまでの高校(工業・地理歴史)に加えて、小・中学校の外国語活動・外国語(英語)も対象に加える。受験資格は、大学(短期大学を除く)または大学院を卒業(修了)し、学士以上の学位を取得している者で、CEFR B2相当以上(英検準1級以上、ケンブリッジ英語検定 160以上、GTEC 1180以上、IELTS 5.5以上、TEAP 309以上、TEAP CBT 600以上、TOEFL iBT 72以上等)の英語力を有する者、または海外大学または青年海外協力隊、もしくは在外教育施設等で、2年以上の英語を使用した海外留学や勤務経験のある者とする。
②2次試験で実施する面接(模擬授業、専門面接)にて、これまで模擬授業時に事前に提出を求めていた「学習指導案」の提出を求めない。なお、社会人特別選考の外国語活動・外国語(英語)の受験者には、専門面接の中で英会話を実施する。
③今年度試験の実施科目について、前年度募集のなかった特別支援学校高等部の「農業」「工業」「商業」を今年度は募集する。一方、高校の「公民」および特別支援学校寄宿舎指導員については、今年度は募集を行わない。
なお、秋田県が実施要項(募集要項)を発表したことにより、令和7年度(令和6年=2024年実施)の教員採用試験について、実施するすべての自治体で募集要項が発表されたことになる。
秋田県教育委員会(美の国あきたネット)・令和7年度秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験実施要項
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/72674