2024.04.19

採用試験関連

名古屋市 令和6年度(2024年度)実施試験の変更点を公表。大学3年生等も1次試験受験可能に【4/19更新】

名古屋市教育委員会は12月22日、「令和6年度実施名古屋市公立学校教員採用選考試験に関するお知らせ」として、令和6年度(2024年度実施)の名古屋市公立学校教員採用選考試験における変更点を公表した。
名古屋市ではすでに試験日程の前倒しと、大学3年生等への出願資格の拡大を検討していることを公表していたが、今回、大学3年生等を1次試験の対象とすることで要件等を発表したほか、試験内容の変更や特例の見直しなどが行われる。

今回公表された変更点は下記の通り。
①試験日程の早期化。
1次試験については例年7月下旬に実施(令和5年度〈2023年度〉実施試験では7月22日に実施)していたものを1か月ほど早め、令和6(2024)年6月15日(土)に実施。また、2次試験についても例年の8月下旬(令和5年度実施試験では8月24・25日に実施)から繰り上げ、7月20日(土)21日(日)に実施する。また、合格発表も9月下旬(令和5年度実施試験では9月28日)から8月下旬に変更する。
なお、募集要項については4月以降に公表予定としているほか、出願期間については4月中旬から5月上旬の間を予定している。
【令和6年度実施試験の日程(※カッコ内は令和5年度実施試験での日程)】
募集要項の発表:4月以降(4月26日)
出願期間:4月中旬〜5月上旬(5月8日〜26日)
1次試験:6月15日(7月22日)
2次試験:7月20・21日(8月24・25日)
2次結果発表:8月下旬(9月28日)
 
②試験内容の変更。
1次の筆記試験のうち「総合教養」と「専門」を記述からマークシートに変更する。また、1次で実施していた「技術」「家庭」「音楽」「美術」の実技試験を2次試験での実施に変更する。

③大学3年生等を1次試験の対象とする。
対象となるのは、卒業年度に名古屋市の教員を希望する大学3年生等(大学、大学院、短期大学、専門学校の最終年次の1年前の年次を指し、いずれの学校にも所属していない科目等履修生は含めない)で、要件としては、昭和51(1976)年4月2日以降に生まれた人(令和7年度〈2025年度〉に50歳未満)で、令和7年度に卒業する見込みであり、受験に必要な免許状を令和8(2026)年3月31日までに取得見込みの人としている。
受験科目は1次試験で実施する「小論文」「総合教養」「専門」で、大学3年生で1次試験を合格した場合、大学4年生で受験する次年度(令和7年度実施)試験では2次試験から受験することになる。
(※ただし、令和6年度実施試験の1次試験を通過した校種・教科が令和7年度実施試験で採用予定がない場合には、2次試験は受験不可)

④本市(名古屋市)の講師経験者に対する特例の見直し。【4/19更新】
現在の「本市常勤・非常勤講師2年以上経験者に対する特例」(1次試験の「総合教養」を免除)をベースに、新たに「本市常勤講師3年以上経験者に対する特例」(1次試験の「総合教養」「専門」を免除)、「本市常勤講師1年以上経験者に対する特例」(1次試験の「総合教養」「専門」の成績に加点)、「本市非常勤講師1年以上経験者に対する特例」(1次試験の「総合教養」の成績に加点)を設ける。「本市常勤・非常勤講師2年以上経験者に対する特例」についても引き続き実施するは、常勤講師と非常勤講師で特例内容を分け、常勤講師の場合には従来の総合教養の免除に加えて「専門」の成績に加点を行う(非常勤講師の場合は総合教養の免除のみ)。

⑤現在、中学技術、高校工業で実施している大学推薦特例の対象として「特別支援学校」の志願者を追加する。
出願の要件は、受験区分・教科に対応する教員免許状取得のための課程許可を受けている大学(短期大学、大学院、教職大学院を含む)に在籍し、令和7年3月31日までに卒業(修了)見込みで、名古屋市の教員として勤務することを第一志望とし、選考試験実施の翌年度の採用を希望する人在学する大学の学長、または学部長の推薦が得られた人で、対象者は1次試験の「総合教養」「専門」が免除となる。なお、各大学の推薦人数は、各受験区分・教科につき2名までとなる。

⑥1次試験合格者特例の拡充。
令和5年度(2023年度)実施名古屋市公立学校教員採用選考試験で1次試験に合格した人が、令和6年度実施試験を令和5年度の1次試験での合格時と同じ選考区分・教科で受験する場合には、1次試験の「小論文」「総合教養」「専門」を免除する(※令和5年度実施試験では「令和4年度実施名古屋市公立学校教員採用選考試験の1次試験を合格し、2次試験を欠席した人」が対象)。
この特例での受験の場合には、令和5年度の1次試験の結果と令和6年度の2次試験の結果ならびに提出書類を総合して最終選考を行う。※ただし、この特例の適用は令和6年度実施の1次試験に限り、令和5年度の1次試験で合格した選考区分・教科が令和6年度実施試験において採用予定がない場合は、適用されない。



名古屋市教育委員会・【重要】令和6年度実施名古屋市公立学校教員採用選考試験[変更点]のお知らせ(PDF)
https://www.city.nagoya.jp/kyoiku/cmsfiles/contents/0000050/50883/R6_saiyoushiken_henkouten.pdf