福井県教育委員会は3月14日、ホームページに「令和7年度福井県公立学校教員採用選考試験について」として、令和7年度(令和6年度=2024年実施)福井県公立学校教員採用選考試験の実施日程および変更点を発表した。
福井県の試験日程は、1次試験が6月29日(土)30日(日)。2次試験は8月1日(木)2日(金)と8月5日(月)〜8日(木)までの間に実施する。
(※前年度〈2023年実施試験〉では1次試験は7月1日・2日、2次試験は8月3日・4日と8月7日〜10日にそれぞれ実施)
また、募集要項の公表は4月中旬以降を予定している(※前年度試験では4月28日に公表)。
今回発表された変更点は以下の通り。
①加点制度の対象となる資格の拡充(情報関連資格の追加)
従来の加点対象資格(教員免許状複数所有、司書教諭資格、外国語資格)に加えて、情報関連資格を有する者に対する加点を行う。
対象となる資格は「①Microsoft Office Specialist(MOS)」「②ITパスポート試験(※)」「③基本情報技術者試験(※)」で、中学技術と高校情報の受験者については①、②で各5点、③で10点をそれぞれ加算する(対象ごとに加算し、加点の上限は10点まで)。また、中学技術と高校情報以外の受験者については、①〜③のいずれかの資格所有で5点を加算する(加点上限は5点まで)。
※「②ITパスポート試験」「③基本情報技術者試験」においては、いずれも平成21(2009)年度春期以降に独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する各試験において合格した者とする。
②チャレンジ第1次選考(旧称:大学3年時第1次選考)の受験資格の拡充【4/27更新】
従来の受験資格である「大学3年生で次年度に卒業する見込みがある者」に加え、大学3年生に限らず、受験する職種・校種・教科に相当する教諭、養護教諭、栄養教諭のいずれかの普通免許状を令和7(2025)年4月2日から令和8(2026)年3月31日までに取得見込みの者であれば受験できることとする。
新たに対象となる例として、大学卒業後に別科等で教員免許を取得しようとしている養護教諭志願者や、短期大学1年生(2種免許状取得見込者)等をあげている。
③大学院修士課程修了時特別選考の受験資格の拡充
大学院進学希望者および大学院在学者で、令和8・9・10年度(2026〜28年度)の教員採用選考試験における「大学院修士課程修了時特別選考」での受験を希望する者は、令和7年3月31日までに受験する職種・校種・教科等の教員免許状を取得できない場合においても、受験できることとする(※ただし、令和7年3月31日までに受験した職種・校種・教科等の教員免許状を取得できない場合は、令和7年度に採用されることはない)。
変更点に関する詳細については、4月下旬に公表予定の実施要項で示される。
福井県教育委員会・令和7年度福井県公立学校教員採用選考試験について(PDF)
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/gakushin/jouhou_d/fil/R07_nitteihenkouten.pdf
福井県教育委員会・福井県公立学校教員採用選考試験情報
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/gakushin/jouhou.html