2024.06.12

採用試験関連

千葉県・千葉市 志願状況を公表。平均倍率は2.4倍 大学3年次等対象の特別選考には1,386名が応募

千葉県教育委員会と千葉市教育委員会は6月12日、令和7年度公立学校教員採用候補者選考の志願状況を公表した。
今年度の志願者総数は5,946名で、そのうち大学3年次等を対象とした「ちば夢チャレンジ特別選考(以下「ちば夢」)」には前年度の739名から647名増となる1,386名が応募。志願者総数では前年度の志願者総数(5,688名)を258名上回った一方で、令和7年度採用分の応募者については4,560名となり、前年度の4,949名と比べて389名の減少となった。
また、令和7年度の募集人員約1,900名(前年度は約1,700名)に対しての志願倍率は平均で2.4倍となり、昨年度の2.9倍からは0.5ポイントの低下となった。

受験区分別の志願者数(令和7年度採用分)は、小学校1,279名(前年度1,472名)、中学校と中・高共通2,386名(前年度2,607名)、高校(専門教科)138名(前年度144名)、特別支援教育326名(前年度344名)、養護教諭368名(前年度345名)、養護教諭特別選考(※)19名(前年度実施なし)、栄養教諭44名(前年度37名)で、養護教諭と栄養教諭で前年度より志願者が増加した一方、それ以外の校種は前年度より志願者が減少となっている。
また、受験区分別の志願倍率は、小学校が1.6倍(前年度1.9倍)、中学校と中・高共通2.8倍(前年度3.5倍)、特別支援教育2.7倍(前年度4.3倍)、養護教諭6.1倍(前年度6.3倍)となっている(高校と養護教諭特別選考、栄養教諭は募集数若干名のため、倍率非公表)。
(※養護教諭特別選考=看護師免許を有し、2024年4月1日の時点で正規採用の看護師として通算3年以上の実務経験を有する者が対象)

一方、「ちば夢」の受験区分別の志願者数は小学校459名(前年度281名)、中学校と中・高共通734名(前年度320名)、高校(専門教科)32名(前年度2023)、特別支援教育68名(前年度48名)、養護教諭93名(前年度67名)で、すべての校種で前年度より志願者が増加した。
このほか、障害者を対象とした障害者枠(養護教諭を含む全区分を対象に5名程度採用予定)には5名(前年度12名)が応募している。

千葉県・千葉市の教員採用試験は、1次試験(ちば夢チャレンジ特別選考(※)を含む)が7月7日(日)。2次試験は小学校以外の志願者は8月17日(土)〜21日(月)の間、小学校と特別臨時的任用講師特例の志願者は8月23日(金)〜25日(日)の間の指定日(1日)にそれぞれ行われる。
結果の発表は1次が7月下旬〜8月上旬(前年度は7月28日)、2次は10月中旬(前年度は10月10日)の予定となっている。
(※ちば夢チャレンジ特別選考の志願者は、1次試験の「教職教養」と「専門教養」を受験し、合格基準に達した者は大学4年次等で受験する令和8年度試験(同7年度=2025年実施)の1次試験で「集団面接」を受験。集団面接に合格した者は、2次試験に進むことになる)



千葉県教育委員会・令和7年度公立学校教員採用候補者選考の志願者数(PDF)
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/syokuin/ninyo/r07/documents/r7siganjokyokosyubetu1.pdf

千葉県教育委員会・令和7年度公立学校教員採用候補者選考の志願状況について(報道発表資料・PDF)
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/syokuin/ninyo/r07/documents/r7siganjokyo.pdf