京都府教育委員会は2月17日、ホームページに令和8年度(令和7年=2025年実施)京都府公立学校教員採用選考試験の変更点等を掲載した。
今回の試験からの主な変更点は下記の通り。
①「大学3年生等チャレンジ選考試験」の対象校種・教科について、前年度試験では校種・教科を限定して実施(※)していたのを、今回の試験では「一般選考で募集するすべての校種・教科」に拡大して実施する。
(※前年度試験での「大学3年生等チャレンジ選考試験」の対象校種・教科:小学校・中学校(国語、社会、数学、理科、技術、外国語〈英語〉)・高校(国語、地理歴史・公民、数学、理科、外国語〈英語〉、情報)・特別支援学校)
②志願する校種及び教科の普通免許状を有しない方かつ民間企業、官公庁等における常勤としての職務経験が通算して2年以上ある方を対象にした「社会人経験者特別選考(教員免許取得猶予)」を新たに実施する。一般選考で募集するすべての校種・教科が対象となり、一般選考と同じ試験内容で、合格した場合には免許取得まで最大2年間、採用を猶予する。
③日本語指導が必要な児童生徒に対応するため、「登録日本語教員資格」所持者に対して、1次試験の専門試験に「10点」を加点する。
④中学校・高校の外国語(英語)について、「CEFR C1」相当の資格(英検1級、TOEFL iBT 95点以上、TOEIC L&R/S&W 1845点以上)を有する方は、現在の1次試験の専門試験に加えて、2次試験で実施する実技試験も免除する。
⑤情報技術資格所持者に対する専門免除・加点措置について、現在小学校・中学校・高校・特支の受験者で「基本情報技術者試験」又は「応用情報技術者試験」に合格した方を対象に1次試験の専門試験に5点の加点としているものを、高校の「情報」受験者で「応用情報技術者試験」に合格した方については1次試験の専門試験を免除。また、情報以外の高校受験者と小学校・中学校・特支の受験者で「応用情報技術者試験」に合格した方については加点を「10点」に拡大する(※「基本情報技術者試験」に合格した方については従来通り5点の加点)
⑥受験生の負担を軽減するため、中学校「家庭」、高校「家庭」「情報」の実技試験を廃止する。
また、前年度試験から実施した「スポーツ・芸術分野特別選考」や「スペシャリスト特別選考」「セカンドキャリア特別選考」「大学推薦特別選考」など多様な人材確保のための特別選考については、今回の試験でも引き続き実施する。
なお、京都府の試験日程については、1次の筆記試験は6月14日(土)、面接試験は6月下旬〜7月上旬に実施する。また、2次試験は8月中旬〜下旬に実施する。
募集要項は3月中旬に発表予定で、変更点等の詳細も募集要項で示される(※前年度試験では3月25日に公表)。
京都府教育委員会広報資料「先生、めざしてみようかな」“今”のあなたにあった採用試験を、京都府で 〜令和8年度京都府公立学校教員採用選考試験の特徴・変更点〜
https://www.kyoto-be.ne.jp/kyoshoku/cms/wp-content/uploads/2025/02/令和8年度(令和7年度実施)教員採用選考試験について.pdf
京都府教育委員会広報資料・令和8年度 京都府教員採用選考試験、スタート! 第1次筆記試験「令和7年6月14日」に決定!
https://www.kyoto-be.ne.jp/kyoshoku/cms/wp-content/uploads/2022/04/061212_R8_kyoto_pref_kyouin_saiyou.pdf
京都府教育委員会・採用試験情報
https://www.kyoto-be.ne.jp/kyoshoku/cms/?p=39