2025.03.21

採用試験関連

徳島県 令和8年度(令和7年=2025年実施)試験の審査要項を公表

徳島県教育委員会は3月19日、令和8年度徳島県公立学校教員採用候補者選考審査要項をホームページに掲載した。

徳島県の1次試験(大学3年生等を対象とした選考を含む)は、筆記試験が7月19日(土)、実技試験(中高の「音楽」「美術」「保健体育」と高校「書道」で実施)が7月20日(日)。2次試験は8月16日(土)〜23日(日)に行われる。
1次試験のうち、筆記試験については徳島県内の会場のほか東京都内(東京交通会館=東京都千代田区)でも実施する。また、特別選考②(現職教員又は本県(徳島県)での教職経験を有する者を対象とする選考)の受験者で、1次試験が全免除となる東京会場での受験者については、2次試験(模擬授業・個人面接)を7月20日(日)に東京都内(ビジョンセンター有楽町=東京都千代田区)で実施する。
結果の発表は1次と大学3年生等を対象とした選考が8月4日(月)、2次は9月17日(水)の予定。

採用予定者数は小学校・中学校(計)178名(前年度168名)、高校・特別支援学校(計)78名(同66名)、養護教諭(小・中)2名(高・特)2名(前年度は小・中2名、高・特2名)、栄養教諭(小・中)1名(同1名)で、前年度と比べ小学校・中学校で10名、高校・特別支援学校で12名それぞれ増となっている。また「身体に障がいのある者を対象とした選考」で5名程度の採用を予定している。

出願期間は5月8日(木)から、インターネットによる出願の場合は5月26日(月)17時まで、郵送による出願と加点申請・特別選考に係る申請書・証明書の提出(書留にて送付)は5月26日の消印まで有効となる。
なお、出願については原則としてインターネットによる出願となり、インターネットによる出願が困難な場合は教育委員会教職員課に事前に連絡の上で、郵送にて出願する。加点申請・特別選考に係る申請書・証明書については、出願期間内に別途郵送で提出をする。

今回の試験からの変更点は下記の通り。
①大学3年生等を対象とした特別選考の実施(※詳細はこちらの記事を参照)
対象は、令和9(2027)年3月31日までに、出願する校種・教科・職種の普通免許状を取得見込みの者とし、全校種・教科、職種で募集する。
試験は、1次試験のすべて(専門・教職教養、論文及び実技)を受験し、一定基準を満たした者は、令和9年度(令和8年度=2026年実施)試験での1次試験のすべてを免除し、2次試験から受験する。

②特別支援学校自立教科教諭の募集
特別支援学校自立教科教諭において、「理療」を募集する。

③中学校・高等学校教諭「英語」の出願資格の変更
これまで、英語の免許状に加えて「実用英語技能検定などの英語の資格、検定試験のスコア(IPテスト、CBT等オンラインでの受審結果も可とする)が、CEFR B1相当以上の資格を有する者に限り出願できる」という要件を削除し、「英語の普通免許状を有する者または取得見込みであること」を英語の出願資格とする。

④加点申請制度における講師経験者の加点点数の変更
徳島県内の学校の臨時教員等として勤務経験を有する者に対する1次試験の総合点への加点点数を、1年未満の場合は5点から「10点」に、通算1年以上3年未満の場合は10点から「20点」に、通算3年以上の場合は15点から「30点」に、それぞれ引き上げる。

⑤加点上限の一部引き上げ
複数の加点項目に該当する場合の加点の上限について、最大で45点だったのを「50点」に引き上げる(※)。
(※ただし、加点要件7〈高等学校教諭「家庭」に出願する者で、高等学校教諭「福祉」の免許状、「調理師免許証」「管理栄養士免許証」「介護福祉士登録証」を有する者またた取得見込みの者〉については、2つ以上所有している者については加点の最大値の60点を加点〈変更なし〉。加点要件7の保有免許等が1つの場合には30点を加点し、他の加点要件との組み合わせで最大50点まで加点可能。また加点要件7の要件を含まない場合でも、複数の加点要件の組み合わせにより最大で50点まで加点可能)。

⑥前年度の選考審査結果による選考(特別選考⑦)の内容変更
これまで特別選考⑦について「前年度の選考審査結果による選考(※)」としていたものを「令和5年度から令和7年度の選考審査結果による選考」とし、対象者を令和5年度(2022年実施)、令和6年度(2023年実施)、令和7年度(2024年実施)までの過去3年間の徳島県の教員採用試験での2次試験の結果通知で「特別選考⑦ア、イ該当」として通知を受けた者、または令和7年度の徳島県の教員採用試験での2次試験の結果通知で「特別選考⑦ウ該当」として通知を受けた者とする。なお、1次試験での試験免除となる教科については変更はない。
(※前年度試験では、昭和40(1965)年4月2日以降に生まれた者で、令和5年度、令和6年度に実施した徳島県の教員採用試験での2次試験の結果通知で「特別選考⑦ア、イまたはウ該当」として通知を受けた者が対象。なお特別選考⑦についてはア、イに該当する場合は1次試験のすべてが免除、ウに該当する場合は論文審査のみが免除となる)

⑦一般選考の年齢制限を「昭和39(1964)年4月2日以降に生まれた者」とする。また特別選考(※一部を除く)の年齢制限についても原則として「昭和39(1964)年4月2日以降に生まれた者」とする。
(※特別選考③のスポーツ特別選考は昭和51(1976)年4月2日以降に生まれた者。特別選考⑦については年齢についての記載なし。また、大学3年生等を対象とした選考については「昭和40(1965)年4月2日以降に生まれた者」とする)。



徳島県教育委員会・令和8年度(6年度実施)徳島県公立学校教員採用候補者選考審査
https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kyoiku/gakkokyoiku/7245607/