2025.03.24

採用試験関連

岩手県 令和8年度(令和7年度=2025年実施)採用試験の実施要項を発表

岩手県教育委員会は3月24日、令和8年度(令和7年度=2025年実施)岩手県公立学校教員採用候補者選考試験の実施要項を発表した。

岩手県の1次試験(大学3年生選考を含む)は7月12日(土)、2次試験は面接等が8月中旬から9月中旬、実技試験(実施する教科のみ)は8月30日(土)に行う。
また、特別選考(社会人、大学推薦、幼稚園教諭経験者)の2次選考は6月上旬〜中旬に行う予定となっている(特別選考の1次は書類選考のみ)。
試験結果の発表は1次と大学3年生選考が8月6日(水)、2次が9月25日(金)のそれぞれ14時30分頃の予定(特別選考は1次が5月23日(金)、2次が6月26日(木)の予定)となっている。

出願の受付は前年度(4月18日〜5月8日〈書類の郵送は5月15日まで〉)からスケジュールが早まり、4月7日(月)から受付を開始。電子申請は4月25日(金)17時まで。書類の郵送は4月28日(月)消印まで有効で、電子申請と書類郵送の両方を行うことで出願手続きが完了する。
なお、実施要項および申込書類(様式)については、紙での配布は行わず、岩手県のホームページよりダウンロードすることになる。

今年度の採用予定者数は前年度と同じで、小中学校であわせて220名程度、県立学校(高校・特別支援学校)であわせて80名程度、養護教諭は20名程度。また「障がいに配慮した選考」で、一般選考の採用予定数とは別に若干名を採用予定としている。

今回の試験からの主な変更点は以下の通り。
一般選考に関するもの
①1次試験で実施していた「論文」を廃止する。
②小学校の2次試験で実施していた「ピアノ弾き歌い」を廃止する。
③「大学3年生選考」を新設。大学3年生で1次試験(「教職専門(教職教養)」「教科等専門(専門教養)」)を受験し、1次試験を通過した者は、翌年度の1次試験を免除し、2次試験から受験する(詳細はこちらの記事を参照)。
④一般選考の選考区分として、新たに「元岩手県教員(正規で3年以上の勤務かつ退職後10年以内)を対象とした区分」(一般選考D)を新設。勤務経験時と同じ校種・教科で受験する場合には1次試験を免除する。
⑤これまで1次試験の教職教養および論文試験が免除され、専門教養のみ受験していた「他都道府県現職教員」区分(一般選考B)の受験者については、今回の試験より1次試験のすべてが免除となる。

特別選考に関するもの
⑥大学推薦特別選考で募集する校種・教科に、「小学校」「中学校 (理科、技術)」「特別支援学校(小学部)」を追加する(2024年実施試験では高校の農業、工業と養護教諭で募集)。なお、推薦を依頼する大学は岩手県教育委員会が指定する大学となる。
⑦社会人特別選考の募集教科として高校の工業(機械、電気)、情報に加えて、「農業」「水産」を追加する。
⑧小学校受験者を対象に「幼稚園教諭経験者特別選考」を新設する。対象となるのは「幼稚園教諭普通免許状を保有し、幼稚園等(特別支援学校幼稚部、幼保連携型認定こども園を含む)に正規の教諭として令和7(2025)年3月31日までに3年以上の勤務経験がある方」で、受験時に小学校の免許状の有無は問わないが、合格後に小学校教諭免許状を有していない場合は臨時講師として任用し、3年以内に小学校教諭免許状を取得することで、正式に採用となる。

募集教科の変更等(一般教養)
⑨今年度の試験では、前年度募集のなかった高等学校教諭「音楽」「工業(土木)」「水産」を実施する。

加点措置の変更等
⑩高等学校教諭「情報」の受験者で、「情報」以外の高等学校教諭の普通免許状を有する者または取得見込みの者に対し「10点」を加点する。



岩手県教育委員会・令和8年度岩手県公立学校教員採用候補者選考 実施要項
https://www.pref.iwate.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/072/957/r7jissiyoukou.pdf

岩手県教育委員会・令和8年度採用(令和7年度実施)岩手県公立学校教員採用候補者選考 実施要項(PDF)
https://www.pref.iwate.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/081/997/r8youkou.pdf

岩手県ホームページ・教員採用選考
https://www.pref.iwate.jp/kyouikubunka/kyouiku/kyoushokuin/saiyou/index.html