2025.06.11

採用試験関連

横浜市 応募状況を公表、12年ぶりに応募者増。大学3年生チャレンジ推薦には133名が応募

横浜市教育委員会は6月11日、「令和7年度実施 横浜市公立学校教員採用候補者選考試験実施状況について」として、今年度実施の教員採用試験の応募者数、および「春チャレンジ選考試験」の最終合格結果を発表した。
(※「春チャレンジ選考試験」の最終合格結果については、こちらの記事を参照)

今年度試験の応募者のうち、令和8年度採用予定分の応募者は2,464名となり、前年度の2.623名からは159名減(※前年度〈令和6年度〉に実施した大学3年生チャレンジ推薦特別選考での既合格者76名を加えた場合は83名減)となった。一方、令和9年度(2027年度)採用予定となる「大学3年生チャレンジ推薦特別選考(大学推薦)」には133名が応募し、前年度の82名から51名の増加となった。
これに、すでに行われた「春チャレンジ選考試験」への応募者数302名を合わせた総応募者数は2,899名で、前年度の2,705名からは194名の増加となり、横浜市では平成25(2013)年度以来12年ぶりの応募者増となった。
【参考】2013年度の横浜市の志願者数は6,152名で、前年度〈2012年度〉より85名増。

受験区分別の応募者数(春チャレンジ選考試験を除く令和8年度採用予定分)は、小学校974名(前年度1,105名)、中学校・高等学校1,100名(前年度1,119名)、高等学校(情報・工業・商業)26名(前年度19名)、特別支援学校120名(前年度151名)、養護教諭244名(前年度229名)となっている。
なお、前年度試験から実施している「小学校専科(音楽・英語)」「技術(数学・理科)」の併願受験制度については、小学校の音楽専科には「音楽」応募者82名中66名(約80%)、小学校の英語専科には「英語」応募者157名中87名(約55%)、また「数学」「理科」の受験区分で「技術」の併願を希望した者は4名となっている。
また、「大学3年生チャレンジ推薦特別選考(大学推薦)」の受験区分別の応募者数は小学校115名(前年度73名)、中学校・高等学校の「家庭」3名(前年度2名)、特別支援学校15名(前年度5名)となっている。なお、前年度2名の受験者があった中学校・高等学校の「技術」には応募者がなかった。

一方、令和8年度試験での募集人員(約1,020名)に対しての応募倍率は平均で2.4倍となり、昨年度(募集人員約850名)の3.1倍からは0.7ポイント減少となった。
受験区分別の応募倍率は、小学校1.5倍(前年度1.9倍)、中・高3.4倍(前年度5.2倍)、特別支援学校2.4倍(前年度3.4倍)、養護教諭12.2倍(前年度11.5倍)となっている(※高校は募集数若干名のため倍率なし)。
なお、大学3年生チャレンジ推薦の応募倍率は、募集数を公表している特支(約10名)が1.5倍となっているが、70〜100名と幅を持たせている小学校と、若干名としている特支以外の受験区分については倍率は公表していない。
なお、昨年の大学3年生チャレンジ推薦特別選考での合格者(76名)については、大学3年次の学業成績の審査を経て、令和8年度採用候補者名簿にすでに登録されている。

横浜市の教員採用試験は1次試験が7月6日(日)、2次試験は8月上旬から9月中旬にかけて行われる。結果の発表は1次が7月下旬(前年度試験では7月26日)、2次が10月中旬(前年度試験では10月11日)の予定。



横浜市教育委員会・令和7年度実施 横浜市公立学校教員採用候補者選考試験実施状況について(記者発表資料・PDF)
https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/kyoiku/bosyusaiyou/seiki/kyouinsaiyou/kyoin.files/20250611kyoinsaiyou.pdf

横浜市教育委員会・横浜市公立学校教員採用候補者選考試験
https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/kyoiku/bosyusaiyou/seiki/kyouinsaiyou/kyoin.html

【参考】横浜市 「春チャレンジ選考試験」の最終合格者71名を発表。最終倍率は3.5倍(2025.06.11)
https://book.jiji.com/information/news/news-13769/