東京都教育委員会は8月5日、令和7年度東京都公立学校教員採用候補者選考で実施した「大学3年生前倒し選考」の選考結果を公表した。
東京都の「大学3年生前倒し選考」は令和5年度(2023年度)実施試験から実施し、今年度は3,791名の応募者のうち3,475名が受験、2,809名が選考通過者となった。
(※前年度の「大学3年生前倒し選考」では3,433名の応募者のうち3,133名が受験し、選考通過者は2,600名)
主な志願区分別の選考通過者数は、小学校(英語コース含む)1,020名(応募者1,227名、受験者1,152名)、中高共通(国語・地歴・公民・数学・理科・英語・音楽・美術)998名(応募者1,462名、受験者1,317名)、小中共通(音楽・美術・理科)55名(応募者81名、受験者75名)、小中高共通(家庭・保健体育)345名(応募者540名、受験者482名)、中学校(技術)12名(応募者・受験者12名)、高校(情報・商業・工業・農業・福祉・水産)39名(応募者61名、受験者54名)、特別支援学校109名(応募者122名、受験者116名)、養護教諭231名(応募者286名、受験者267名)で、受験者全員が選考通過となった中学校(技術)をはじめ中高共通、高校、特別支援学校、養護教諭で前年度より選考通過者が増えた一方、小学校、小中共通、小中高共通は前年度より減少となっている。
選考通過者が前年度より増加した一方、「大学3年生前倒し選考」での通過率(選考通過者数/受験者数)は全体で80.8%となり、前年度の83.0%からは2.2%減った。
志願区分別では小学校(英語コース含む)88.5%(前年度94.1%)、中高共通75.8名(前年度73.4%)、小中共通73.3%(前年度90.7%)、小中高共通71.6%(前年度71.5%)、中学校100.0%(前年度75.0%)、高校72.2%(前年度86.2%)、特別支援学校94.0%(前年度96.4%)、養護教諭86.5%(前年度92.5%)で、志願区分別では中高共通、小中高共通、中学校で前年度より通過率が上昇した以外は、前年度より通過率が低下となった。
「大学3年生前倒し選考」の通過者については、大学4年時に受験する令和8年度(2026年度)実施試験(令和9年度採用)では、「大学3年生前倒し選考」と同じ校種・教科・科目等で受験する場合に限り「3年生前倒し通過者選考」として「教職教養」「専門教養」が免除され、1次試験では「論文試験」のみ受験する(「3年生前倒し通過者選考」での受験には改めての申込みが必要)。
また、今回の選考で不合格だった場合でも、一般選考等で受験することができる。
東京都教育委員会・令和7年度東京都公立学校教員採用候補者選考「大学3年生前倒し選考」の結果について
https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2025/08/2025080501
東京都教育委員会・令和7年度東京都公立学校教員採用候補者選考「大学3年生前倒し選考」結果(pdf)
https://www.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/tosei/20250805_01_01
東京都公立学校教員採用ポータルサイト・令和7年度東京都公立学校教員採用候補者選考(8年度採用)選考結果発表のお知らせ
https://www.kyoinsaiyopr.metro.tokyo.lg.jp/gokaku/index.html