神戸市教育委員会は9月18日、2026年度神戸市立学校教員採用候補者選考の2次選考結果についての結果を公表し、正規教員及び産前産後休暇・育児休業代替任期付教員(任期付教員)、補欠者の合格者受験番号を発表した。
(※大学3年生等早期チャレンジ選考の選考結果についてはこちらの記事を参照)
神戸市の教員採用試験第2次選考は7月19日(土)から8月17日(日)までの間に行われ、前年度の487名より4名減となる483名が正規教員合格者となった。また、任期付教員は177名(前年度206名)、補欠合格者は24名(前年度43名)となった(※補欠合格者のうち22名は任期付教員と併せての合格者)。
校種別の合格者数(正規教員)は幼稚園6名(前年度6名)、小学校・小学校英語コース188名(前年度241名)、中学・高等学校206名(前年度159名)、特別支援学校62名(前年度64名)、養護教諭18名(前年度15名)、栄養教諭3名(前年度2名)となっている。
また、任期付教員の合格者は幼稚園5名(前年度4名)、小学校・小学校英語コース101名(前年度125名)、中学・高等学校45名(前年度51名)、特別支援学校19名(前年度15名)、養護教諭6名(前年度10名)、栄養教諭1名(前年度0名)。補欠合格者は小学校12名(前年度24名)、中学・高等学校7名(前年度12名)、特別支援学校3名(前年度4名)、養護教諭1名(前年度1名)、栄養教諭1名(前年度0名)となっている(※幼稚園の補欠合格者はなし)。
また、最終倍率(実質倍率)は全校種合計で3.5倍(正規のみ※。前年度3.3倍)となった。校種別の倍率(正規のみ)では幼稚園5.3倍(前年度5.7倍)、小学校・小学校英語コース3.5倍(前年度2.8倍)、中学・高等学校3.5倍(前年度4.0倍)、特別支援学校1.9倍(前年度2.1倍)、養護教諭7.8倍(前年度7.6倍)、栄養教諭9.3倍(前年度17.0倍)となっている。
(※任期付き教員を含めた倍率では全校種合計で2.6倍(前年度2.3倍)。校種別では幼稚園2.9倍(前年度3.4倍)、小学校・小学校英語コース2.3倍(前年度1.8倍)、中学校・高等学校2.9倍(前年度3.0倍)、特別支援学校1.5倍(前年度1.7倍)、養護教諭5.8倍(前年度4.6倍)、栄養教諭7.0倍(前年度11.3倍)となる)。
神戸市教育委員会によれば、今回からの試験改正により1次試験がすべて免除となった(※これまでは1次の筆記試験のみ免除)「現職教員区分」で前年度より29名増となる125人が受験し、61名(前年度52名)が合格。神戸市で通算5年以上の勤務経験を有している臨時的任用教員等を対象に、1次の筆記試験(教職・一般教養、専門教科)を免除とした「臨時的任用教員継続勤務者区分(新規)」では93名が受験し、30名が合格した。
また、新たな加点制度として、神戸市の学生スクールサポーターまたは特別支援教育ボランティアとしての活動実績があり、教職経験が1度もない方を対象とした「学生スクールサポーターおよび特別支援教育ボランティアへの加点(5点)」を申請した受験者は144名で、そのうち49名が合格した。
このほか、離職者を対象とした特別選考で8名が合格(受験者13名)。教員免許状を持たない者を対象とした特別選考では3名が合格(受験者9名)。今回の試験から新設した「特別支援学校キャリアチェンジ特別選考」(※特別支援学校の教諭としての採用を希望し、教員として3年以上の在職経験を有する方については、採用予定日より前に特別支援学校の教員免許状を取得してなくても受験可能とする制度)では2名が合格した(受験者4名)。
神戸市ではこのあと、正規教員や離職者、最終選考の不合格者や辞退者等を対象とした特別選考(秋冬実施)を11月に実施する(出願の受付期間は10月14日〈火〉午後5時まで)。
神戸市教育委員会・2次選考
https://www.city.kobe.lg.jp/a55153/shise/shokuinsaiyou/kyouiku/kyouinsaiyou2zishiken.html
神戸市教育委員会・2026年度教員採用選考試験(夏実施)の結果(PDF)
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/39843/2026kekka.pdf