2025.12.08

採用試験関連

岩手県 令和9年度(令和8年=2026年実施)採用試験の概要を公表

岩手県教育委員会は12月5日、令和9年度岩手県公立学校教員採用候補者選考の概要を公表した。

岩手県の試験日程は、1次試験は2026年7月11日(土)、2次試験は8月中旬から9月中旬に行う。結果の通知(合格発表)は1次が8月上旬、2次が9月下旬となる。
また、特別選考(社会人・大学推薦・幼稚園教諭経験者・英語有資格者〈新規〉)の2次試験は6月上旬に実施、合格発表は6月下旬を予定している(1次は書類選考で、結果通知は5月下旬)。

令和9年度試験からの変更点は以下のとおり。
①小学校および中学校の「教科等専門」(専門教養)の試験時間を90分から「70分」へ短縮する。
②小学校、中学校の受験者で「司書教諭」の有資格者に「10点」を加点する。 また、中学校「英語」の受験者のうち、英語有資格者に対する加点をこれまでの25点から「30点」に変更する。
③小学校の受験資格を緩和し、一般選考E(岩手県中学校臨時的任用教員)として、中学校の臨時的任用教員として勤務経験が3年以上ある中学校教諭普通免許状保有者(小学校教諭免許状保有者を除く)に対し、小学校の受験を可能とする(※合格後3年以内に小学校普通免許状を取得することが条件となる)。
④特別支援学校(中学部・高等部)の受験資格を緩和し、受験教科の「中学校」または「高等学校」いずれかの普通免許状に加え、特別支援学校の免許状の所有または取得見込みで受験可能とする。
⑤一般選考A(岩手県現職教職員)の受験資格のうち、必要勤務経験年数をこれまでの3年から「1年」に変更する。また、県立学校の実習教諭も対象とする。
⑥中学校と高校の「英語」受験者のうち、特定の英語資格(※中学の場合は英検準1級以上、高校の場合は英検1級以上相当の資格)保有者を対象とした、「英語有資格者特別選考」を新設する。
⑦大学推薦特別選考について、特別推薦の指定大学〈※岩手県教育委員会が指定する大学からの推薦〉を拡大するとともに、 中学校の対象教科を「全教科」に拡大する。
⑧前年度の大学3年生選考の1次試験通過者を対象とした「大学3年生通過者選考」を新設する。対象となるのは令和8年度選考(2025年実施)の大学3年生選考の1次試験合格者で、令和8年度中に大学卒業見込みである者で、対象者は2次試験から受験する。なお、大学3年生通過者選考では大学3年生選考で受験した校種・教科を受験する。

今回の試験での採用予定数については、小学校と中学校であわせて230名程度(前年度220名程度)、高校と特別支援学校であわせて85名程度(前年度80名程度)、養護教諭20名程度(前年度20名程度)で、前年度より15名程度増を予定している。

なお、変更点についての詳細は、2026年3月下旬に発表予定の「実施要項」で示される(前年度試験では3月24日公表)。



岩手県教育委員会・令和9年度岩手県公立学校教員採用候補者選考の概要(PDF)
https://www.pref.iwate.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/092/423/r9gaiyou.pdf