2026.07.16

教育ニュース

全国学力テスト、平均正答率を公表 割合問題や読み取りに課題―文科省

【教育ニュース】文部科学省は7月16日、小学6年と中学3年を対象とした今年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果のうち、全国の平均正答率などを公表した。難易度が毎年異なるため、平均正答率で学力の経年比較はできないが、小6の国語と算数は前回より下がり、中3の国語と数学は前回を上回った。

算数では基準の1.5倍の長さのテープを選ぶ「割合」の問題、中3国語では「きっぱり」という擬態語の効果について、文章を読み取って記述する問題などに課題がみられた。両科目は例年似た問題で正答率が低い傾向にあり、同省担当者は「一人ひとりの調査結果を踏まえ、授業の改善につなげてほしい」としている。

テストは4~5月に実施。国公私立の全国平均正答率は、小6国語が61.1%(昨年度67.0%)、算数は56.6%(同58.2%)。中3国語が64.2%(同54.6%)、数学は57.4%(同48.8%)だった。
3年ぶりに行われた中3英語は初めて、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能すべてをコンピューター使用型(CBT)で実施。結果は正答率ではなく、問題の難易度を踏まえたスコアで示され、4技能の全国平均は499だった。
英語以外の科目は筆記形式で実施されたが、来年度以降は全教科がCBTに移行。2028年度からスコアの変化による学力の経年比較が可能になる。

文科省は詳細な分析結果を来月3日に、都道府県や政令指定都市別の結果を秋ごろに公表する予定。


全国学力テスト、平均正答率を公表 割合問題や読み取りに課題―文科省(時事ドットコム)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2026071600238&g=soc

【参考】令和8年度 全国学力・学習状況調査 報告書・調査結果資料(国立教育政策研究所ホームページ)
https://www.nier.go.jp/26chousakekkahoukoku/index.html

【参考】全国学力テスト、最後の筆記 来年から全教科コンピューター使用型に―小中200万人参加・文科省(時事ドットコム:4月23日配信)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2026042300114&g=soc