北九州市教育委員会は2月24日、ホームページにて、令和4年度(令和3年度実施)北九州市公立学校教員採用候補者選考試験の変更点を公表した。
今回の試験から1次試験での適性検査が廃止され、1次は筆記試験(教職教養・専門試験)のみとなる。なお、特別選考受験者(現職教員枠、障害者枠を除く)は、これまで1次試験のうち「教職教養のみ」免除としていたものが、今回の試験より1次試験がすべて免除となる。
特別選考について、新たに「社会人特別選考」と「複数免許状所有者特別選考」が新設される。
「社会人特別選考」の資格要件は、各試験区分の受験資格を満たし、かつ、①過去5年間(受験日の属する年度の前年度の3月31日まで)で、民間企業等の社員又は職員として継続して3年間以上の勤務経験がある者、または②独立行政法人国際協力機構法の規定に基づくJICA海外協力隊として継続して2年間以上の派遣経験がある者が対象で、エントリーシート等、提出書類の内容を総合的に審査のうえ、対象者を決定する(対象とならなかった場合には「一般選考」での受験となる)。
「複数免許状所有者特別選考」は、各試験区分の受験資格を満たし、かつ特別選考の対象となる免許状を所有または取得見込みの者が対象で、「複数免許状所有者特別選考」での受験者は、取得している免許状に応じた試験区分に併願しているものとみなし、2次試験では併願先の試験内容も課す。
また、特別選考Ⅳ「大学等推薦特別選考」については、これまでの小学校(5名以内)に加え、学部及び大学院から中学校(美術、技術、家庭)で各教科1名以内、特別支援学校(小学部・中学部)で小・中学部各2名以内の推薦が可能となる。
なお、実施要項は、3月中旬公表予定となっている。
北九州市教育委員会・令和4年度北九州市公立学校教員採用候補者選考試験での変更点について(PDF)
http://www.kita9.ed.jp/kyoushokuin-c/r3henkou.pdf