鳥取県教育委員会は、3月15日、令和４年度採用（令和３年度＝2021年実施）鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験実施要項の骨子を発表した。

鳥取県の１次試験実施日は校種により分かれており、小学校、特支、養護教諭は6月20日（日）に鳥取と関西会場で、中学校と高校は6月27日（日）に鳥取で行われる。前年度より１週それぞれ早まっており、すべて6月中に行われる。
また２次試験は8月28日（土）から9月5日（日）のうちの指定された1日または2日間となる。

今年度からの主な変更点としては、専門教養（筆記）の試験時間が中高の保健体育を除き10分から最大で40分短縮される。
小学校と特支はこれまでの70分から60分に、保健体育を除いた中高の各教科は100分から80分に、養護教諭は100分から60分に短縮される。中高の保健体育は60分で変わらない。また、１次試験では小学校と特支に加えて、養護教諭の試験も関西会場でも実施する。
２次試験では、場面指導を個人面接の一部として実施するほか、小学校と特支ではICT活用に関する技能・実技試験を実施する。
特別選考では、新たに小学校において、小学校の採用枠とは別枠で英語力に優れた者を対象とした特別選考を実施する。一定の英語力を有する者について、一部試験項目を免除する内容で試験を実施する。また、「普通免許状を有しない社会人実務経験者を対象とした選考」では一部の教科（科目等）で学歴要件を緩和する。
一般選考における複数免許状保有者への加点について、高校において「情報」の教員免許状保有者を新たに追加する（10天の加点）。

実施要項は4月9日（金）公表予定で、それに先立ち3月22日（月）ごろには中高の実施教科（科目）が公表される予定。また、出願期間は4月9日（金）から4月30日（金）までとなる。
なお、出願方法については、今回の試験より電子申請に一本化される。



鳥取県教育委員会・令和４年度（令和３年度実施）鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験実施要項の骨子について
https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/1239085/R4kossi.pdf