2021.03.19

採用試験関連

札幌市 令和4年度試験(令和3年=2021年実施)における主な変更点を公表

札幌市教育委員会は、3月17日、令和4年度(2022年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査(令和3年度実施)における、札幌市採用を希望される方に関わる主な変更点を公表した。

札幌市採用分についての主な変更点として公表されたのは下記のとおり。

①臨時教員特別選考の新設
札幌市立学校の臨時教員として、過去3年間(平成30年4月1日〜令和3年3月31日)に通算24月以上の勤務実績を有する者を対象に、第1次検査の教養検査を免除する。
※常勤の臨時教員(臨時的任用教員・期限付教員・代替教員)としての勤務実績が対象となり、非常勤講師等としての勤務実績は対象とはならない。

②障がい者特別選考の拡大
対象となる障がい種を拡大(精神・知的を追加)するとともに、一般選考及び他の特別選考と別枠での選考とする(※全ての校種・教科が対象)。

③中学校・高等学校教諭区分の新設
中学校教諭の受検区分を「中学校・高等学校教諭」とする。当該区分の登録者は、中学校のほか、本人の希望や所有免許の状況等により、高等学校に配属される。
※なお、中学校教諭免許状のみでも受検できますが、高等学校教諭免許状のみでは受検できない。また、専門検査(I)及び教科等指導法検査については中学校区分の問題となる。
※「高等学校教諭区分」については、従来と同様に北海道教育委員会との共同登録となるため、出願時に北海道採希望、札幌市採用希望の区別はできない。

④受検資格の拡大(中学校・高等学校教諭区分)
教科に関する専門的な知識技能や経験を有する人材を幅広く確保するため、「北海道教育委員会」で授与する特別免許状の所有者についても、中学校・高等学校教諭区分の受検対象とする。

⑤小学校教諭及び特別支援学校教諭(小学部)区分における第2次検査の音楽実技廃止
ピアノを用いた指導に限らず、ICT機器等の活用等、場面に応じた効果的な指導ができる人材を求めていることや、受検者負担軽減の観点から、小学校教諭及び特別支援学校教諭(小学部)での音楽実技(ピアノ演奏)を廃止する。

⑥特別支援学校教諭(中学部・高等部)区分の新設
特別支援学校教諭(高等部)の受検区分を廃止し、「特別支援学校教諭(中学部・高等部)」に一本化する。この区分での登録者は、中学校の特別支援学級や特別支援学校の中学部のほか、本人の希望や所有免許の状況等により、特別支援学校の高等部に配属される。
※特別支援学校教諭免許状と中学校教諭免許状があれば受検可能だが、特別支援学校教諭免許状と高等学校教諭免許状のみでは受検できない。また、専門検査(I)及び教科等指導法検査については中学校区分の問題となる。

⑦特別支援学校教諭(中学部・高等部)における第2次検査の実技廃止
一人ひとりの障がいの特性に応じた適切な指導を行うための専門性と資質・能力に重点をおくことや、受検者負担軽減の観点から、実技(体育・音楽・英語)の検査項目を廃止する。

⑧加点制度の追加(ICT活用指導力・小学校における複数免許<数学・理科>所有)
全ての受検区分において、独立行政法人情報処理推進機構主催の情報処理技術者試験(基本情報技術者)等の合格者について、申請により、第1次検査の総合点に10点を加点する。また、「小学校教諭区分」において、中学校又は高等学校の数学又は理科の免許所有者については、申請により、第1次検査の総合点に10点を加点する。


なお、検査日程や検査の実施要領については、4月上旬に公開予定となっている。



札幌市教育委員会・【札幌市採用希望者】令和4年度(令和3年度実施)検査における主な変更点(PDF)
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/kyoshokuin/documents/r4henkouten.pdf