神奈川県教育委員会は、4月6日、令和3年度(2021年)実施の神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験の実施要項等をホームページにて公開した。
1次試験は7月11日(日)で結果の発表は7月30日(金)。2次試験については個人面接と模擬授業が8月9日(月)~20日(金)の間の指定日(1日)、実技は8月16日(月)~23日(月)の間の指定日(1日=面接とは別の日)に実施する。2次試験の結果発表は10月1日(金)の予定となっている。
出願受付は4月21日(水)〜5月13日(木)までで、一部の特別選考を除き原則インターネットによる申込みとなる。
今年度の募集人員は小学校350名(前年度募集人員340名)、中学校240名(同240名)、高校380名(同380名)、特別支援学校135名(同120名)、養護教諭25名(同25名)で小学校で10名、特別支援学校で15名増加している。
今年度試験での変更点として、特別選考③(社会人経験者)の資格要件を見直し、令和2年度実施要項での資格要件「法人格を有する民間企業、官公庁等で常勤社員・職員として過去5年間に通算3年以上の勤務経験」としていたものを、さらに広く人材を募集する観点から、常勤社員・職員という雇用形態の要件をなくし、「法人格を有する民間企業、官公庁等で過去5年間に通算3年以上の勤務経験(※)」とすることで、会社経営者や派遣社員、契約社員についても特別選考の対象とする。
(※「勤務経験」とは、企業等において「週30時間以上の勤務」(1つの企業等での勤務時間)をしていた期間を指す。その際に経営者、正社員、契約社員等の雇用形態や、月給制、日給制等の給与形態は問わない。なお、資格要件は職歴証明書での確認となる)。
なお、神奈川県教育委員会では、令和3年度実施試験の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、養護教諭区分における2次試験の不合格者のうち成績上位者を対象に、令和4年度実施試験では、特別選考「前年度試験実績者」の実施を予定している。
この特別選考では、現在の「臨時的任用職員候補者特別名簿登載者」特別選考の対象になっている小学校、特別支援学校に加えて、中学校、高等学校、養護教諭にも広げ、2次試験の不合格者のうち成績上位者全員を特別選考の対象とし、現在の一般教養・教職専門試験に加えて、教科専門試験も免除する。また、小学校、特別支援学校区分の対象者のうち、希望者については、引き続き臨時的任用職員として優先的に任用することとしている。
神奈川県教育委員会・神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験について
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/y4g/cnt/f7272/index.html
神奈川県教育委員会・令和3年度実施 神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験採用案内、試験実施要項等について
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/y4g/cnt/f7272/20210406.html
神奈川県教育委員会・令和3年度実施 神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験について(記者発表資料)
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/y4g/20210406.html