2022.01.11

採用試験関連

兵庫県 令和5年度(令和4年=2022年実施)試験の主な変更点を公表【1/11更新】

兵庫県教育委員会は12月16日、令和5年度(令和4年=2022年実施)兵庫県公立学校教員採用候補者選考試験での主な変更点を公表した。

今回の試験での主な変更点としては下記のとおりとなっている。
①臨時講師及び会計年度任用職員の経験を有する者の加点条件の緩和
複雑化・多様化する児童生徒や保護者に対応するには、学校現場での一定の経験がより必要となっていることから、臨時講師及び会計年度任用職員として経験を有する者について、1次試験における加点条件を緩和する。
対象となるのは、出願時において兵庫県内にある公立学校(神戸市立学校を除く)及び国公立大学法人附属学校において、常勤の臨時講師または会計年度任用職員として任用をされている者(在籍校種及び担当教科は問わない)について、平成31年4月1日〜令和4年3月31日の間に教職経験が常勤の臨時講師として任用が2年以上の場合には20点を加算。常勤の臨時講師または会計年度任用職員として任用が1年以上の場合には10点を加算する。

②多分野で活躍できる人材の確保(新規)
学校教育において様々な分野で活躍できる人材の育成・確保を図るため、1次試験における加点措置の対象に、部活動に関する指導者資格を有する者を新たに追加する。
対象は、日本スポーツ協会公認 競技別指導者資格(10点加点)、各種競技団体が認める審判資格(5点加点)、各種団体が認める文化部活動に関する指導者(師範等)資格(5点加点)の各資格となる。

③現職筆記試験免除条件の緩和
即戦力となる優秀な現職教員を確保するために、公立学校の現職の教諭・養護教諭または栄養教諭で、令和5年3月31日現在で教職経験を2年以上有する者について、条件が合致した場合に筆記試験を免除する。

④ICTを活用した模擬授業実施教科の拡大
今年度の試験にて中学校・特別支援学校の数学と技術、高校の数学に導入したICTを活用した模擬授業を、新たに中学校・特別支援学校の「社会」と高校の「地理歴史・公民」でも実施する。

【1/11更新】兵庫県教育委員会では、1月6日付けで「令和5年度兵庫県公立学校教員採用候補者選考試験の主な変更点について」の内容を更新し、検討中としていたICT教育に関する資格(IT・情報系資格)の加点措置の対象を公表した。
対象となるのは独立行政法人情報処理推進機構が主催する応用情報技術者試験(20点加点)、基礎情報技術者試験(10点加点)、ITパスポート試験(5点加点)の資格保有者(ただし、いずれも平成21〈2009〉年以後に取得したものに限る)で、該当する資格のいずれか1つについて加点する。




兵庫県教育委員会・令和5年度兵庫県公立学校教員採用候補者選考試験の主な変更点について(R4.1.6更新版)
https://www.hyogo-c.ed.jp/~kyoshokuin-bo/R40106%20HP.pdf