岐阜県教育委員会は3月29日、令和5年度採用(令和4年度=2022年実施)岐阜県公立学校教員採用選考試験の試験概要をホームページに掲載した。
岐阜県の1次試験は7月23日(土)。2次試験は8月16日(火)〜19日(木)のうちの2日間となる。
出願期間は4月25日(月)~5月20日(金)までで、電子申請による申し込みとなる。
採用予定数は小学校265名(前年度採用予定数295名)、中学校150名(同165名)、高校100名(同120名)、特別支援学校65名(同60名)、養護20名(同30名)、栄養5名(同5名)で、特支で5名増、栄養が前年度と同数となった以外は、前回試験より予定人数を減らしている。なお、小学校については外数として「小中併願」により若干名を採用予定としている。
前年度試験からの変更点は下記の通り。
①筆記試験の問題数の精選
・小学校、中学校、養護、栄養の筆記試験(教科専門)の問題数を20問から15問に、高校、特別支援学校の筆記試験(教科専門)の問題数を30問から25問に変更する。
②第2次選考試験における模擬授業の実施
・小学校の実技試験(体育)を廃止し、中学校、養護、栄養と同様に実技試験を行う。また、実技試験の名称を「模擬授業」に変更する。
※模擬授業の主な内容については、4月下旬に公表する「選考の概要」で示される。
③第2次選考試験における論述試験の廃止
・小学校、中学校、養護、栄養において、2次試験で実施していた論述試験を廃止する。
④地域限定特別選考の要件の変更
・地域限定特別選考(岐阜県内の郡上地域・恵那地域・飛騨地域)の対象について、県外出身者の限定を撤廃。
⑤情報資格所有者へ加点の追加
・高等学校教諭の「情報」志願者に対して、独立行政法人情報処理推進機構が行う情報処理技術者試験において、次のア~ウのいずれか1つ以上の資格を所有する者については、1次試験において20点を加点する(他の加点項目とは別に加点)。
ア 基本情報技術者試験(FE)
イ 応用情報技術者試験(AP)
ウ 情報処理技術者試験要綱の試験区分に基づく高度試験
⑥前年度第1次選考試験合格者の免除等の内容の変更
・前年度第1次選考試験合格者の免除等の内容について、令和4年度試験での1次試験免除対象の条件(令和3年度採用岐阜県公立学校教員採用選考試験において第1次選考試験に合格し、第2次選考試験を受験した者で、令和3年4月より岐阜県内の公立学校で常勤講師又は養護助教諭として勤務している者(任期付採用職員及び特任講師を含む))を、令和5年度試験では「令和4年度採用岐阜県公立学校教員採用選考試験において第1次選考試験に合格し、第2次選考試験を受験した者で、出願締め切り日までに岐阜県内の公立学校で常勤講師又は養護助教諭として勤務を開始している者(任期付採用職員及び特任講師を含む)」については1次試験のすべてを免除。「令和4年度採用岐阜県公立学校教員採用選考試験において第1次選考試験に合格し、第2次選考試験を受験した者」については、1次試験の筆記試験を免除し、面接試験のみを実施する。
なお、変更点等の詳細については、4月下旬に公表される選考試験実施要項に掲載される。
岐阜県教育委員会・令和5年度採用 岐阜県公立学校教員採用選考試験案内【概要版】
https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/293630.pdf