広島県教育委員会と広島市教育委員会は4月8日、令和5年度(令和4年=2022年実施)広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験の実施要項等を発表した。
1次試験は7月16日(土)17日(日)に行われ(※)、合格発表は8月5日(金)。2次試験は8月19日(金)〜21日(日)に、また、現職教員・グローバル人材【教職経験者(英語)】を対象とした特別選考は8月27日(土)に実施され、最終の合格発表は9月26日(金)となる。
(※)1次試験実施日
7月16日実施:一般選考、障害のある者を対象とした特別選考、グローバル人材を対象とした特別選考【外国人留学生等】、夢・チャレンジ!!特別選考、大学等推薦特別選考
7月17日実施:社会人を対象とした特別選考、臨時的任用等教職経験者を対象とした特別選考
出願は原則として電子申請でおこなうが、電子申請では入力欄が不足する場合ややむを得ない理由で電子申請による出願ができない場合に限り、広島県教育委員会(教職員課)への持参または郵送での出願を認める。また、特別選考や加点申請等で提出の必要な書類がある場合には、出願期間中に別途持参または郵送での提出が必要となる。
受付期間は4月11日(月)〜5月11日(水)までで、最終日(5月11日)電子申請と持参の場合は17:00まで、郵送の場合は当日の消印有効となる。
今年度試験からの変更点として、中学校教諭(国語、理科、技術、英語)において、大学等から推鷹を受けた者を対象とした「大学等推薦特別選考」を新たに実施する。
対象となるのは、
①一般選考の受験資格を有すること
②推薦を希望する校種・職種・教科の受験資格に該当する普通免許状取得の課程認定を受けている大学等に在籍し、令和5(2023)年3月31日までに卒業(修了)見込みであること
③広島県・広島市公立学校教員を第一志望とし、令和5年4月1日から勤務可能であること(※この選考区分により名簿登載された者は,採用候補者名簿の有効期間延長はできない)
④広島県・広島市の「求められる教職員像」に示す資質・能力を有する者で学業成績が優秀な者であると,在籍大学等が推薦する者であること
となっている。
推薦人数は大学、大学院(教職大学院を含む)につき、各教科1名以内。推薦書類の内容を総合的に判断して受験資格の有無を決め、受験対象者となった者については、1次試験では教科に関する専門教育科目の筆記試験のみとなる(受験対象者とならなかった場合は、意向確認の上、他の選考区分での受験を認める)。
また、昨年、一昨年と新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため実施を取りやめていた2次試験での実技試験(中・高の一部教科と養護教諭)を、今年度試験では実施する。
実施するのは中学校・特別支援学校中学部の「音楽」「美術」「保健体育」「技術・家庭(技術、家庭)」「外国語(英語)」。高校・特別支援学校・高等部の「保健体育」「芸術(音楽・美術・書道)」「外国語(英語)」「家庭」「情報」「農業」「工業(機械、電気、建築、土木、化学工学、インテリア)」「商業」「看護」「福祉」。養護教諭(学校保健全般)。
なお、小学校・特別支援学校小学部については、実技試験を行わない。
また、新型コロナウイルス感染症の感染状況によっては実技試験を実施しないこともあるとしている。
今年度の採用見込人員は、広島県が小学校315名(前年度採用見込人員310名)、中学校145名(同180名)、高校149名(同130名)、特別支援学校81名(同70名)、養護教諭25名(同20名)、栄養教諭5名(同10名)で、合計では720名(同715名)。広島市が小学校110名(前年度採用見込人員150名)、中学校80名(同120名)、高校14名(同24名)、特別支援学校28名(同22名)、養護教諭6名(同8名)、栄養教諭2名(同2名)で合計では240名(同326名)となっており、採用見込人員の総数で見た場合、広島県が前年度よりも5名増えた一方で、広島市については86名の減と前年を大きく下回っている。
広島県教育委員会・教員を志望する方へ~教員採用総合案内~
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/04file/
広島県教育委員会・令和5年度広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験について【実施要項・出願要領等】
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/04file/r05saiyou.html
広島市教育委員会・令和5年度広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験変更点(PDF)
https://www.city.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/181263.pdf