神戸市教育委員会は4月12日、令和5年度(令和4年=2022年実施)神戸市立学校園教員採用候補者選考試験の実施要項や受験案内を、ホームページに掲載した。
神戸市の試験日程は、1次試験でWebによる適性検査を6月17日(木)〜27日(月)12時(正午)までの間に受検の上で(※)、筆記試験(教職・一般教養、専門教科)を6月25日(土)に行い、教職・一般教養にて一定の点数を取得した者(一般選考の7〜8割程度を想定)が7月9日(土)〜17日(日)のうちの指定日(1日)に行う集団面接を受験する(※適性検査を未受検の場合は、以後の受験資格を失う)。
2次試験は筆記試験(小論文)が8月21日(日)、実技試験が8月16日(火)〜31日(水)のうちの指定日(1日)、個人面接が8月16日〜9月2日(金)までのうちの指定日(1日)にそれぞれ実施する。なお、2次試験で小学校、小学校英語コースのうち特例措置選考「現職教員」区分もしくは大学等推薦特別選考による受験者を対象に実施していた英語筆記試験はなくなり、2次の筆記試験は小論文のみとなる。
なお、試験結果の発表は教職・一般教養試験の結果が7月1日(金)、集団面接を含めた1次試験の結果が8月上旬、最終の結果発表は10月上旬の予定となっている。
出願の受付はインターネットによる受付となり、期間は4月20日(水)10時から5月20日(金)17時までとなる。なお、社会人経験区分、障害者特別選考、離職者を対象とした特別選考での志願者は、別途出願関係書類を郵送にて送付する必要がある(送付の締め切りは5月20日(金)必着で、期限までに到着が確認されない場合は一般選考志願者として扱う)
今年度の募集人員(正規採用分)は幼稚園若干名、小学校110名、小学校(英語コース)10名、中学校・高校100名、特別支援学校30名、養護教諭5名、栄養教諭若干名で、任期付採用を含めた総数では370名(うち正規採用分260名)となり、前年度と同じ。このほかに障害者特別選考、離職者を対象とした特別選考でそれぞれ若干名を募集する。
今回の試験での主な変更点としては下記のとおり。
①加点制度の拡充:養護教諭の志願者のうち、看護師免許を所有又は取得見込みの者に対し、希望に応じて2次試験の点数に3点(300点満点中)を加点する。
②実技試験の縮小:中学校・高校の保健体育の2次実技試験のうち、「水泳」と「選択種目(柔道、剣道、ダンス)」を取りやめる(※今年度の試験では器械運動、陸上競技、球技=バスケットボールを実施)。
③離職者を対象とした特別選考の同時実施:昨年度より実施している「離職者を対象とした特別選考」を、今年度試験では一般選考と同時に実施する(募集人数は若干名)。なお、一般選考や障害者特別選考との重複出願はできない。
④出願種別・区分の変更:今年度から選考種別を「一般選考」「障害者特別選考」「離職者を対象とした特別選考」に整理し、前年度試験での「特例措置選考(社会人経験者・現職教員・臨時的任用教員)」と「大学等推薦特別選考」「第1次選考免除者(前年度1次合格者・任期付合格者)」については、すべて一般選考内の出願区分「特例措置区分」とする(※一部の区分を除き試験内容は前年度までと同じ)。
また、併せて育児休業代替任期付教員採用候補者選考試験を実施する。
なお、昨年度試験で導入された「新型コロナウイルス感染者等への救済措置」(1次試験合格者が新型コロナウイルス感染者または濃厚接触者に指定されたことで2次試験を受験できなかった場合に、翌年度の1次試験を免除する制度)については、今年度試験でも引き続き実施する。
神戸市教育委員会・令和5年度神戸市立学校園教員採用候補者選考試験の実施要項(PDF)
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/39130/r5jissiyoukou.pdf
神戸市教育委員会・神戸市立学校教員採用候補者選考試験
https://www.city.kobe.lg.jp/a55153/shise/shokuinsaiyou/kyouiku/saiyou.html