岡山県教育委員会は4月15日、令和5年度(令和4年=2022年実施)岡山県公立学校教員採用候補者選考試験の実施要項を発表し、同日より出願受付を開始した。
岡山県の試験日程は、1次試験は筆記試験が7月2日(土)、面接試験(個人面接)は7月3日(日)に小学校・中学校・特別支援学校・養護教諭、9日(土)に高校の受験者を対象に実施。また、特別選考(A・B・D・E)受験者を対象に個人面接の代わりに実施する特別面接は7月3日、9日、10日(日)のうちの指定日に実施する。
2次試験は8月20日(土)から24日(水)(予備日=8月27日〈土〉)のうちの指定日(2〜3日)に実施する。
また、結果の発表は1次が8月5日(金)、2次が10月7日(金)となっている。
出願の受付期間は5月11日(水)17時までで、原則として電子申請で行う(ただし、インターネット環境が整っていない場合には、郵送または持参での出願となる。また、別途郵送または持参が必要な書類がある場合には、受付期間内に提出する。郵送の場合は5月11日当日消印有効)。
今年度の採用見込数は、小学校200名(前年度採用見込数210名)、中学校100名(同100名)、高校65名(同65名)、特別支援学校40名(同40名)、養護教諭12名(同15名)で、総数では前年度より13名減となる417名としている。
前年度試験からの主な変更点としては下記の通り。
①出題要件の変更
・高校「地理歴史」について、高等学校地理歴史に加えて、高等学校「公民」の教諭普通免許状の所有(取得見込も可)を必須とする。
②特別選考の変更
・特別選考D「社会人を対象とした特別選考」の名称を「民間等のキャリアによる特別選考」に変更する。また「工業」と「農業」の出願要件に、公立学校における実習助手の経験を追加する(出願要件は従来の職務経験との選択となる)。
・特別選考E(教職経験者)のうち①「本県(岡山県)教職経験者対象」での受験者に対しては、これまでの1次の筆記試験に加えて、新たに2次の模擬授業・口頭試問を免除する(1次の特別面接のみを実施)。
③その他の変更点
・出願時に申告する事項:中学校の「数学」「理科」「英語」「保健体育」の出願者について、「小学校専科への配置の可否」を問う欄を新設する。ちなみに、小学校専科の配置希望を「可」と回答した場合においても、受験内容は中学校の受験内容となる。また、合格した場合は「中学校教諭等」として採用候補者名簿に登載されるが、初任校が小学校となる場合がある。
・選考に当たって考慮する事項:中学校の出願者に「小学校教諭普通免許状の所有(取得見込も可)」を追加する。
なお、新型コロナウイルス感染症対策として、前年度に引き続き、1次試験での教職教養については試験時間を短縮して実施するほか、2次試験の小論文を中止する。
岡山県教育委員会・令和5年度(令和4年実施)岡山県公立学校教員採用候補者選考試験を実施します(実施要項・電子申請)
https://www.pref.okayama.jp/site/574/774852.html
岡山県教育委員会・令和5年度教員採用試験のポイントを動画で紹介します
https://www.pref.okayama.jp/site/574/775571.html