宮城県教育委員会は4月9日、令和5年度(令和4年=2022年実施)宮城県公立学校教員採用候補者選考の選考要項を公表した。
宮城県の1次試験は7月23日(土)に行われ、結果発表は8月18日(木)。2次試験は面接(個人面接、集団討議)が9月7日(水)〜9日(金)および9月14日(水)〜16日(金)のうちの指定日。実技試験(中高の保健体育、音楽、美術、家庭、英語)が9月17日(土)に行われる。なお、最終の結果発表は10月14日(金)の予定となっている。
出願は電子申請で、期間は4月18日(月)9時から 5月17日(火)午後5時 5月23日(月)午後5時までとなる。なお、特別選考や加点申請等で関連書類の提出が必要となる場合は5月27日(金・当日消印有効)までに郵送での提出が必要となる。
今年度の採用予定人数は、小学校250名(前年度採用予定人数260名)、中学校150名(同160名)、高校100名(同100名)、養護教諭5名(同若干名)、栄養教諭若干名(同若干名)で、前年度より小学校、中学校でそれぞれ10名程度の減少となっている。
今年度の試験からの主な変更点としては下記の通り。
①他県現職者等特別選考の要件を拡大し、これまで対象に含まれていなかった、他都道府県等において特別支援学校の校種で採用された者が、宮城県で各校種に設定している特別支援学校枠に出願する場合を対象に含める。また、現在までの直近約3年間の期間のうち、通算24月以上の勤務経験がある者としている要件を、産前産後休暇及び育児休業の取得者に限り「現在までの直近約5年間の期間のうち,通算24月以上の勤務経験がある者とする」特別措置を設ける。
②「小学校」の特別支援学校枠へ出願する者のうち、幼稚園教諭普通免許状を取得している者(取得見込みの者も含む)を加点措置の対象とする。 また「小学校」「中学校」及び「中・高」へ出願する者のうち、「ア)「小学校」へ出願する者が,中学校教諭普通免許状(教科を問わない)を取得している」「イ)「中学校」または「中・高」へ出願する者が、小学校教諭普通免許状を取得している」「ウ)「中学校」または「中・高」へ出願する者が,他の教科の中学校教諭普通免許状を取得している」場合(取得見込みの者も含む)に加点措置の対象とする。
③Web受検で実施する適性検査の実施内容を増やして、より多角的に人物重視の選考を行う。実施については昨年同様、1次試験合格者及び1次試験免除者が対象となる。
④選考結果の「C」ランクの割合について、これまで一律で1/3程度としていた割合を、出願者数等を加味して20〜30%程度に幅を持たせるようにする。
【5/16更新】宮城県教育委員会は5月16日、宮城県公立学校教員採用候補者選考の出願期間について、電子申請を受け付ける「みやぎ電子申請サービス」に不具合が発生して電子申請ができない状態になった期間が生じたことを考慮して、出願期間を当初の5月17日(火)午後5時から「5月23日(月)午後5時まで」延長することを発表した。
宮城県教育委員会・宮城県公立学校教員採用候補者選考
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/ky-teacher/r05kyosai.html
宮城県教育委員会・令和5年度宮城県公立学校教員採用候補者選考要項(PDF)
https://www.pref.miyagi.jp/documents/37344/01_youkou.pdf