東京都教育委員会は、電子データで配信した令和4年度東京都公立学校教員採用候補者選考(5年度採用)に係る受験票のうち110名分について、データの誤送信によりそれぞれ別の受験者の受験票が閲覧可能な状況が発生したことをホームページで公表するとともに、関係した受験者に対し謝罪をおこなった。
これは、電子申請システムで申込みのあった受験者の受験票を同システムにアップロードする過程において、不具合等で別の受験者の受験票データが保存され、受験者が他の受験者1名の受験票データについて、閲覧及びダウンロードをすることが可能な状態となっていたもので、受験票には、住所、氏名、受験校種・教科、選考区分、受験番号、障害配慮の有無についてが記載されている。
6月15日(水)15時30分に電子メールで受験票のダウンロードページを案内したところ、同日17時45分に、受験者1名より受験票をダウンロードしようとしたところ別の受験者の受験票が表示されたとの連絡があり、状況確認及び原因調査を行った結果、110名分の受験票について本人以外の別の受験者1名が閲覧及びダウンロードすることが可能な状況になっていたことが判明したもので、該当の受験票については、同日中に電子申請システムからデータを削除し、閲覧及びダウンロードが行われないようにしたうえで、翌16日(木)、対象者110名に対し、受験票の閲覧及びダウンロードが行えないようにしたことについて電子メールでお詫びするとともに、同日以降、電話にて個々に状況を説明し改めて謝罪。17日(金)には再作成した受験票を受験者宛てに郵送した。
なお、閲覧可能だった時間帯に9名の受験者が別の受験者それぞれ1名の受験票を閲覧又はダウンロードしたことを確認したため、この9名を含む対象者全員に受験票データのダウンロードの有無を確認し、ダウンロードをしている場合にはデータの削除も依頼している。
東京都教育委員会では再発防止策として、配信データの処理手順及びエラー発生時の再確認作業の徹底を図るとともに、電子申請システムについてはシステム所管部署に依頼の上、今後、同様のエラーが発生した際にそのまま処理を継続できないように改修を行う予定としている。
東京都教育委員会・令和4年度東京都公立学校教員採用候補者選考(5年度採用)に係る受験票の誤送信について
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2022/release20220620_01.html