札幌市教育委員会は2月20日、令和６年度（2024年度）北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査（令和５年度＝2023年実施）における、札幌市の採用希望者に関わる主な変更点を公表した。

札幌市採用分についての主な変更点として公表されたのは下記のとおり。

①小学校・幼稚園教諭区分及び中学校・高等学校教諭区分における「小中一貫した教育」推進枠の新設
「小中一貫した教育」を推進する観点から、小学校・幼稚園教諭区分及び中学校・高等学校教諭区分において、採用予定数のうち各区分で５名程度を「小中一貫した教育」推進枠として登録する。
小学校教諭普通免許状と中学校教諭普通免許状の両方を所有（取得見込みを含む）する者に対し、出願時点で「小中一貫した教育」推進枠での採用を希望するか確認する。当該枠で登録となった者は、受検区分に関わらず、小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校（前期課程）に配属され、２校目は原則、１校目とは異なる校種へ配属される。
なお、当該枠で登録の対象とならなかった希望者も、出願した受検区分における選考の対象となる。

②臨時教員特別選考の資格要件の緩和
出願しようとする受検区分と異なる職種の臨時教員としての勤務実績であっても、特別選考の資格要件に該当するものとする。
例として、「養護教諭」区分で出願する場合には、札幌市立小学校の通常学級や特別支援学級における臨時的任用教諭としての経験も、資格要件に該当する勤務実績としてみなす。また「小学校・幼稚園教諭」区分で出願する場合には、札幌市立幼稚園・学校における臨時的任用養護教諭としての経験も、資格要件に該当する勤務実績としてみなす。

③中学校・高等学校教諭区分における第２次検査の実技（音楽）の変更
歌唱課題を「初見視唱」から「あらかじめ指定した課題曲の歌唱」へ変更する。 課題曲は「コールユーブンゲン」から指定する予定。

なお、札幌市の試験日程については、１次試験は6月18日（日）に。２次試験は8月5日（土）と6日（日）に行われる。
また、今回発表された変更点等を含む検査の詳細については、4月上旬に公開予定の実施要項に掲載される（前年度試験では4月1日に公開）。



札幌市教育委員会・【札幌市採用希望】令和６年度（令和５年度実施）教員採用選考検査における主な変更点（PDF）
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/kyoshokuin/documents/r6henkouten.pdf

札幌市教育委員会・令和６年度（2024年度）北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/kyoshokuin/kyoinsaiyokensa.html