徳島県教育委員会は12月28日、ホームページに「令和6年度採用徳島県公立学校教員採用選考審査」のページを開設し、PDFファイルにて令和6年度(令和5年=2023年実施)の採用試験の変更点を公表した。
今回公表された主な変更点は下記の通り。
①審査内容の変更
第1次審査(1次試験)での「一般教養審査」を廃止する。
②特別選考の変更
特別選考の選考区分について、現在の9選考区分から7選考区分(※)へ再体系化を図る。具体的には、令和5年度試験で「①社会人を対象とした選考(教科指定なし)」「②特別免許状授与を前提とした社会人選考(教科指定あり)」の2種類あった社会人対象の選考を一本化するほか、「③本県(徳島県)での教職経験を有する者を対象とした選考」と「④現職教員を対象とした選考」についても「現職教員又は本県(徳島県)での教職経験を有する者を対象とする選考」にまとめる。「⑧大学・大学院推薦による特別選考」については現行の形式を廃止の上で、改めて実施をする。
また、現職教員を対象とした選考のうち、1次試験免除の対象となる年齢要件については「30歳〜44歳」までとしていたものを、2年以上の経験のある者については「年齢制限なし」とする。
なお、これまで特別選考において1次試験の「筆記審査(教養または専門)」が免除の対象となっていたものについては、「論文」免除に変更となる。
(※令和6年度試験での特別選考における7選考区分=「①社会人を対象とした選考」「②現職教員又は本県(徳島県)での教職経験を有する者を対象とする選考」「③スポーツ特別選考」「④臨時教員に係る特別選考」「⑤大学・大学院推薦による特別選考」「⑥英語有資格者等を対象とした選考」「⑦前年度の選考審査結果による選考」)。
③募集区別の変更及び追加について
「特別支援学校」教諭の募集対象に「医療的ケア(自立活動)」担当教諭を新設する。また「養護教諭」の募集については、全校種一括から「小・中学校」と「高・特支」に分けて実施する。
なお、要綱の配布や試験日等の日程については、決まり次第随時、徳島県教育委員会教職員課ホームページで告知するとしている。
【参考】令和5年度試験(2022年実施)では、徳島県の1次試験は7月16日(土)に筆記審査、17日(日)に中・高の実技審査を実施。2次試験は8月16日(火)から個人面接と小学校の実技審査を実施した。また、審査要綱は4月22日(金)から配布を開始し、申込受付期間は5月9日(月)から、受付の締切はインターネットでの出願の場合は5月20日(金)午後5時まで、郵送の場合は5月23日(月)消印有効となっていた。
徳島県教育委員会・令和6年度採用徳島県公立学校教員採用選考審査
https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kyoiku/gakkokyoiku/7212957/