岡山県教育委員会は1月12日、「令和6年度岡山県公立学校教員採用候補者選考試験の実施について」として、令和5(2023)年に実施する採用試験の概要を発表した。
岡山県の試験日程は、1次試験の筆記試験が7月8日(土)。面接試験(個人面接)は小学校・中学校・特別支援学校・養護教諭の受験者は7月8日(土)と9日(日)、高校の受験者は15日(土)に。また、特別選考(A・B・D・E)受験者を対象に個人面接の代わりに実施する特別面接は7月8日(土)、9日(日)、15日(土)、16日(日)のうちの指定日に実施する。
2次試験は8月19日(土)から23日(水)(予備日=8月26日〈土〉)のうちの指定日に実施する。
前年度からの主な変更点としては下記の通り。
①試験内容の変更
・高校「地理歴史」「公民」について、筆記試験において地理歴史・公民の両分野から出題する(出題内容の一部に「日本史・世界史・地理・公民」の基礎的な内容を含む)。
②特別選考の変更
・特別選考B(スポーツの実績)について、競技実績の期限を1年据え置く(平成31〈2019〉年4月1日以降。ただし、高校在籍時以前の実績は除く)とともに、対象となる競技を「第77回国民体育大会(いちご一会とちぎ国体2022)の正式競技及び特別競技」「岡山県高等学校体育連盟に加盟する競技」「岡山県中学校体育連盟に加盟する競技」に限定する。
・特別選考E①(本県〈岡山県〉教職経験者)について、2次試験の実技試験を免除する。
・特別選考E②(岡山県外の現職教員)について、岡山市立の小・中・義務教育学校の勤務者も対象とする。
③その他の変更点
・出願方法:インターネットによる電子申請での出願のみとし、郵送での出願を廃止する。
・資格による加点:新たに「情報」の資格(①ITパスポート ②基本情報技術者 ③応用情報技術者)による加点を実施。筆記試験にて①の場合は5点、②③の場合は10点を加点する(ただし、英語の資格による加点との重複は不可)。
・選考に当たって考慮する事項:高校の出願者に「高等学校『情報』の教諭普通免許状の所有(取得見込も可)」を追加する。
また、新型コロナウイルス感染症対策として、引き続き2次試験の小論文を中止する。
なお、実施要項の発表は4月中旬、出願書類の交付・受付は4月中旬から5月中旬にかけて行われる予定となっている(令和5年度試験では、実施要項発表は4月15日。出願受付は4月15日〜5月11日だった)
岡山県教育委員会・令和6年度岡山県公立学校教員採用候補者選考試験の実施について
https://www.pref.okayama.jp/site/574/827476.html
岡山県教育委員会・令和6年度(令和5年実施)試験の変更点について(PDF)
https://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/827476_7816058_misc.pdf