福岡市教育委員会は2月6日、令和6年度(令和5年度=2023年実施)福岡市立学校教員採用候補者選考試験のうち「教職経験特別選考試験」の実施要項を公表した。
教職経験特別選考試験は、令和4年度(令和4年4月1日〜令和5年3月31日までの間)に、福岡市立学校で常勤講師または週の勤務時間が16時間以上の非常勤講師(いずれも助教諭および養護助教諭を含む)として、同一校で通算6月以上の勤務経験がある者を対象とした試験で、即戦力として活躍できる人材を採用することを目的として実施される。
なお、受験資格のうち勤務経験について、前年度の試験では受験する採用区分と基本的に同一の職種、校種、教科で勤務していることが条件だったが、今年度試験では職種、校種、学部および教科については不問となっている。
教職経験特別選考試験は、7~8月に実施される一般選考試験に先立ち、4月29日(土・祝)から5月7日(日)までの間の指定日(1日)に面接試験(個人面接)を実施する(試験日程は予定)。
出願期間は2月13日(月)から3月6日(月)午後5時までで、電子申請による出願のみ。
選考については、講師等としての勤務成績と面接試験によって行い、結果発表は6月下旬の予定(前年度は6月23日)となっている。
前年度は94名の採用予定数に対し87名が合格者となったが、今年度の教職経験特別選考試験での採用予定者数は前年度の94名から50名増となる114名(小学校79名、中学校39名、特別支援学校〈小学部・中学部〉24名、養護教諭2名)を見込んでいる。
なお、教職経験特別選考試験を受験している場合でも一般選考試験との併願は可能となっている(別途出願の手続きが必要)が、同一の採用区分(教科を含む)で併願している場合に教職経験特別選考試験で合格した場合には、一般選考試験の出願は取り下げ扱いとなる。
また、異なる採用区分で併願した場合には、教職経験特別選考試験で合格した場合でも一般選考試験を受験することは可能となるが、一般選考試験で合格した場合には、教職経験特別選考試験の合格を辞退したものとして扱うことになる。
福岡市の採用試験は令和5年度(令和4年度=2022年実施)試験から、「一般選考試験」「大学連携特別選考試験」と「教職経験特別選考試験」の3つの試験に分けて実施しているが、「一般選考試験」と「大学連携特別選考試験」の実施要項等については、4月上旬公表予定となっている(令和4年度試験では4月1日に公表)。
福岡市教育委員会・令和6年度福岡市立学校教員採用候補者選考試験(教職経験特別選考)について
https://www.city.fukuoka.lg.jp/kyoiku-iinkai/kyoshokuin/ed/kyosyoku_tokusen.html
福岡市教育委員会・令和6年度福岡市立学校教員採用候補者選考試験(教職経験特別選考)実施要項(PDF)
https://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/93283/1/jisshiyoukoukyousyokukeiken.pdf
福岡市教育委員会・令和6年度福岡市立学校教員採用候補者選考試験について
https://www.city.fukuoka.lg.jp/kyoiku-iinkai/kyoshokuin/ed/kyouinn01.html