福岡県教育委員会は2月24日、優秀な人材を確保するための取組として、令和6年度(2023年実施)福岡県公立学校教員採用候補者選考試験から実施する、大学等推薦特別選考の実施要項を公表した。
推薦の対象となるのは、推薦対象となる試験区分・教科(科目)の教育職員免許状(普通免許状)の一種、二種または専修免許状取得の課程認定を受けている大学(短期大学、大学、大学院、教職大学院)の学生で、福岡県公立学校教員(政令市〈福岡市・北九州市〉を除く)を志望し、採用後確実に勤務する意思のある者のうち、次の①から⑤までの全ての要件を満たす者とする。
①令和6(2024)年3月31日までに大学等を卒業(修了)見込みの者
②受験する試験区分・教科(科目)の普通免許状(特別支援学校教員については、試験区分・教科(科目)の普通免許状及び特別支援学校教諭普通免許状)を令和6年3月31日までに取得又は取得見込みの者
③昭和39(1964)年4月2日以降に出生した者
④地方公務員法第16条及び学校教育法第9条の欠格条項に該当しない者
⑤学業成績が優秀な者(※)のうち、公立学校教員としての適性があるとして大学等が推薦する者
※ 取得単位科目の評価が「優」「良」「可」のうち、「良」以上が8割以上でかつ「優」以上が5割以上であること(「優」「良」「可」の評価は、大学等において100点満点に換算し、「優」が80点以上、「良」が70点以上80点未満、「可」60点以上70点未満)。なお、大学院及び教職大学院の区分から推薦する者については、大学院及び教職大学院での取得単位科目の成績評価とし、大学での成績評価は通算しない。
推薦対象受験区分及び教科は小学校と中学校(実施する全教科)、特別支援学校(実施する学部の全教科)で、推薦人数は小学校が各大学等で10名以内、中学校は各教科5名以内、特別支援学校は5名以内となっている。
推薦書等の提出は福岡県教育庁教育総務部教職員課 市町村立学校係への郵送で、提出期間は4月3日(月)から5月2日(火・当日消印)までとなっている(手続き等の詳細は実施要項を参照)。
選考については、推薦書の内容を審査のうえ、5月19日(金)までに大学等に通知する。
特別選考の対象者は1次試験が免除され、2次試験のみの受験となる。なお、対象にならなかった者については、一般選考の出願者として受け付ける。
福岡県教育委員会・令和6年度福岡県公立学校教員採用候補者選考試験における大学等推薦特別選考の実施について
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/daigakutousuisen01.html
福岡県教育委員会・令和6年度福岡県公立学校教員採用候補者選考試験における大学等推薦特別選考実施要項(pdf)
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/life/665153_61559321_misc.pdf