大阪府教育委員会は3月15日、令和6年度(令和5年=2023年実施)大阪府公立学校教員採用選考テストの受験案内をホームページに掲載した。
大阪府の1次試験(筆答テスト)は6月24日(土)、2次試験(面接テスト)は7月12日(水)〜16日(日)のうちの指定された1日、3次試験は筆答と実技が8月19日(土)23日(水)26日(土)27日(日)。面接テストは8月下旬から10月上旬までの指定日に、それぞれ実施される。
結果の発表は1次は7月7日(金)、2次は8月8日(火)、3次は10月27日(金)を予定している。
なお、出願期間は3月16日(木)10時から4月21日(金)18時までで、電子申請にて受け付ける。
採用予定数は小学校・小中いきいき連携が300名(うち小中いきいき連携30名)(前年度460名〈うち小中いきいき連携50名〉)、中学校が250名(前年度400名)、高校が210名(前年度200名)、支援学校が200名(ほか自立活動・理学療法で若干名)(前年度200名)、養護教諭が40名(前年度25名)、栄養教諭が10名(前年度10名)で、前年度の試験に比べて養護で15名、高校は10名増とした一方で、小学校・小中いきいき連携で160名、中学校で150名とそれぞれ大きく減らしているの目に付く。
令和6年度試験からの主な変更点は下記の通り。
①「中高併願」の対象教科・科目に、これまで併願可能としていた教科(「国語」「数学」「音楽」「美術」「家庭」「英語」)に加え、「中学理科」と「高校理科(物理、化学、生物、地学)」及び「中学技術」と「高校工業(機械、電気、土木)」を追加する。なお、中学理科または技術の受験者が、高校の理科または工業を併願する場合には、科目を出願時に選択する必要がある。
②一般選考「E;英語資格所有者」に対する加点について、「小学校等(小学校、小中いきいき連携、支援学校幼稚部・小学部共通、支援学校小学部)」並びに「中学校」「支援学校中学部」「高等学校」「支援学校高等部」の「英語」出願者で、CEFR C1相当以上の資格要件を満たす者(※)に対して、40点を加点する。
(※CEFR C1相当以上の資格要件→「実用英語技能検定(公益財団法人日本英語検定協会)1級」「TOEFL iBT 95点以上」「IELTS 7.0以上」「TOEIC L&R + TOEIC S&W × 2.5=1,845点以上」「ケンブリッジ英語検定 180以上」「GTEC 1,350以上」「TEAP 375以上」「TEAP CBT 800」のいずれかを満たす者)
なお、令和7年度(令和6年=2024年実施)試験から、大阪府教育委員会が任命する常勤の講師又は養護助教諭としての勤務経験が通算1年以上ある者が対象となる「一般選考 常勤講師等経験者(仮称)」が新設されることに伴い、現行の「校長・市町村教育委員会評価制度」(常勤講師等経験者、実習教員及び寄宿舎指導員対象)については、令和6年度試験(令和5年度=2023年実施)を最後に廃止となる。
参考記事「大阪府 令和7年度(令和6年=2024年実施)試験から常勤講師経験者対象の選考を新設」
大阪府教育委員会・令和6年度大阪府公立学校教員採用選考テスト 受験案内について
https://www.pref.osaka.lg.jp/kyoshokuin/kyosai/r6jukenannai.html
大阪府教育委員会・令和6年度大阪府公立学校教員採用選考テスト 特別選考「障がい者対象の選考」について
https://www.pref.osaka.lg.jp/kyoshokuin/kyosai/r6shogaishataisho.html
大阪府教育委員会・校長・市町村教育委員会評価制度について
https://www.pref.osaka.lg.jp/kyoshokuin/kyosai/r6kocho.html