岩手県教育委員会は3月16日、令和6年度(令和5年=2023年実施)岩手県公立学校教員採用候補者選考試験の概要を発表した。
岩手県の1次試験は7月22日(土)、2次試験は面接等が8月下旬から9月下旬、実技試験(実施する教科のみ)は9月9日(土)に行う(スポーツ、社会人、特定教科特別選考の2次選考は6月上旬〜中旬の予定)。
結果の発表は1次が8月中旬、2次が10月中旬の予定(前年度試験では1次が8月18日、2次が10月19日)。
今年度の試験から出願は電子申請と必要書類の郵送の二段階となり、電子申請は4月20日(木)から5月10日(水)17時まで。書類の郵送は4月20日から5月17日(水)当日消印まで有効。電子申請と書類郵送の両方を行うことで出願手続きが完了する。
なお、実施要項および申込書類(様式)は4月5日(水)より岩手県公式ホームページよりダウンロード可能となるが、これまで行っていた岩手県庁や県内の各教育事務所、県内広域振興局、県外の岩手県事務所および個別郵送での配布は、今年度からは取りやめる。
今回の試験からの主な変更点は以下の通り(実施要項及び申込書類の入手方法の変更および申込〈出願〉方法の変更については上記参照)。
①選考の名称変更:選考は「一般選考」と「特別選考(スポーツ、社会人、特定教科)」とし、これまで行っていた「岩手県現職教員特別選考」「他都道府県現職教員特別選考」及び「臨時的任用教職員経験者特別選考」については一般選考へ含める。ただし1次試験での一部試験免除はこれまで通り実施する。
②募集教科の変更等:今年度の試験では一般選考で高等学校教諭「工業(土木)」、社会人特別選考で高等学校教諭「情報」及び「中国語」を実施。逆に高等学校教諭「芸術(書道)」特別支援学校教諭「工業(機械・電気)」は募集を停止する。
③加点措置の拡大:高等学校教諭「公民」「地理歴史(日本史、世界史、地理)」受験者において、高等学校教諭「公民」「地理歴史」の両方の普通免許状を有する者又は取得見込みの者に対し、加点する(1次試験の得点に10点)。
④第2次選考(2次試験)における実技試験日程を、9月9日(土)に定める(実技試験を実施する教科・科目のみ)。面接等については別日程で実施する。
岩手県の今年度の採用予定者数は小中学校であわせて200名程度、県立学校(高校・特別支援学校)であわせて70名程度、養護教諭は20名程度で、前年度試験と変わらない。
なお、岩手県教育委員会では、実施要項公開後、令和6年度選考の変更点等についての説明会として、Teamsを用いた「オンライン説明会」を実施する。詳細については、今後ホームページでお知らせするとしている。
岩手県教育委員会・教員採用試験
https://www.pref.iwate.jp/kyouikubunka/kyouiku/kyoushokuin/saiyou/index.html
岩手県教育委員会・令和6年度岩手県公立学校教員採用候補者選考試験の概要について
https://www.pref.iwate.jp/kyouikubunka/kyouiku/kyoushokuin/saiyou/1063019.html
岩手県教育委員会・申込から採用までの流れ
https://www.pref.iwate.jp/kyouikubunka/kyouiku/kyoushokuin/saiyou/1063015.html