2023.04.03

採用試験関連

川崎市 令和5年度(2023年)実施試験の日程等を発表

川崎市教育委員会は4月1日、ホームページに「令和5(2023)年度実施川崎市立学校教員採用候補者選考試験の実施について」として、今年度の試験スケジュールや受験案内等を掲載した。

川崎市の試験日程は、1次試験が7月9日(日)。2次試験は実技が8月8日(火)、面接は8月10日(木)から9月15日(金)のうちの指定日(1日)に行われる。なお、1次試験については川崎会場のほかに愛知会場(名古屋市)、宮城会場(仙台市)でも実施を予定している(中高英語を除く一般選考と大学3年次在籍者推薦試験のみ)。
結果発表は1次試験が7月27日(木)、2次試験は10月13日(金)のいずれも午後1時からを予定している。
また、出願は4月12日(水)より電子申請または郵送(レターパックプラス)で受け付け、申込みの締切は電子申請の場合は5月12日(金)の受信分まで、郵送の場合は5月19日(金)の消印まで有効となる。

募集人員(令和6〈2024〉年度採用予定者)は小学校220名(前年度200名)、中学校・高校(工業除く)110〜115名(同90〜95名)、高校(工業)5〜10名(同5〜10名)、特別支援学校20名(同15〜20名)、養護教諭5〜10名(同10名)としている。また、今回の試験で初めて実施する大学3年次在籍者推薦(特別選考Ⅵ)による令和7(2025)年度採用予定者として小学校で30名程度を予定している。

今回の試験からの主な変更点は下記の通り。
①大学3年生を対象とした試験(大学3年次在籍者推薦=特別選考Ⅵ)の新設(小学校)
教員採用選考試験の時期が遅いことを理由に、川崎市で教員になることをあきらめることがないよう、大学が推薦する3年生を対象とした特別選考を新設する。
対象となる校種は小学校で、小学校一種普通免許状取得の課程認定を受けている大学で推薦を受け、川崎市を第1志望とする3年生が対象となる。
選考方法は、書類選考の上で1次試験を免除し、2次試験として集団討論、個人面接及び論文試験を行う(論文試験は1次試験日に実施)。
合格発表は令和5年10月に行い(内定)、令和7(2025)年4月に採用となる。合格者については、合格後、希望者を対象とした研修を12月から翌年8月ごろまで実施することにしている。また、不合格の場合でも、翌年度(大学4年次)の選考試験を受験することができる。

②大学4年生選考試験(大学推薦)の対象大学を拡大(小学校教諭)
大学4年生選考試験(大学推薦)の対象大学について、従来の「小学校免許状取得の課程認定を受けている大学」に加えて、「中学校免許状取得の課程認定を受けている大学で在学中に、提携している大学で小学校免許状取得できる制度がある大学」にも拡大する。

③特別選考区分Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの受験者資格となる勤務経験対象期間を拡大
特別選考Ⅰ(国公立学校正規教員経験者)、特別選考Ⅱ(本市〈川崎市〉臨時的任用職員等経験者)、特別選考Ⅲ(社会人・青年海外協力隊等経験者等)の受験者資格となる勤務経験対象期間について、「直近3年間または5年間で通算1年以上の勤務経験」としていたものを「直近10年間で通算1年以上」に変更する。

④特別選考区分Ⅱの対象条件に期限付教員採用選考合格者の勤務経験を追加
特別選考Ⅱ(本市〈川崎市〉臨時的任用職員等経験者)の対象条件に、令和4(2022)年12月に実施した期限付教員採用選考の合格者の勤務経験(令和5年5月1日現在で川崎市立学校において休業代替任期付職員又は臨時的任用職員として勤務している者)を追加する。

⑤特別支援学校の複数免許取得者加点条件の追加
特別支援学校受験者の複数免許取得者加点条件について、特別支援学校免許状(視覚障害者教育領域のみの免許状を除く)に併せ、中学校教諭免許状の「音楽」「美術」の保有者については、小学校の教諭免許状がなくても加点対象(5点)となる。

⑥受験申込書の郵送方法の変更
郵送による受験申込書送付の方法を、簡易書留から「レターパックプラス」に変更し、郵便局に行かなくても申込ができるようにする。



川崎市教育委員会・令和5(2023)年度実施川崎市立学校教員採用候補者選考試験の実施について(日程及び受験案内・パンフレット)
https://www.city.kawasaki.jp/880/page/0000087548.html

川崎市教育委員会・令和5(2023)年度実施 川崎市立学校教員採用候補者選考試験 受験案内(PDF)
https://www.city.kawasaki.jp/880/cmsfiles/contents/0000087/87548/R05_annnai_0320.pdf