広島県教育委員会と広島市教育委員会は4月7日、令和6年度(令和5年=2023年実施)広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験の実施要項等を発表した。
広島県・広島市の1次試験は7月15日(土)に一般選考、障害のある者を対象とした特別選考、グローバル人材を対象とした特別選考【外国人留学生等】、大学等推薦特別選考が、16日(日)には社会人を対象とした特別選考、臨時的任用等教職経験者を対象とした特別選考がそれぞれ行われる。1次の合格発表は8月4日(金)。
2次試験は8月18日(金)〜20日(日)に。また、現職教員を対象とした特別選考とグローバル人材【教職経験者(英語)】を対象とした特別選考は8月26日(土)に実施され、最終の合格発表は9月26日(火)となる。
出願は原則として電子申請でおこなうが、電子申請では入力欄が不足する場合ややむを得ない理由で電子申請による出願ができない場合に限り、広島県教育委員会(教職員課)への持参または郵送での出願を認める。また、特別選考や加点申請等で提出の必要な書類がある場合には、出願期間中に別途持参または郵送での提出が必要となる。
受付期間は4月10日(月)〜5月10日(水)までで、最終日(5月10日)電子申請と持参の場合は17:00まで、郵送の場合は当日の消印有効となる。
今年度の採用見込人員は、広島県が小学校290名(前年度採用見込人員315名)、中学校160名(同145名)、高校150名(同149名)、特別支援学校100名(同81名)、養護教諭25名(同25名)、栄養教諭若干名(同5名)で、合計では725名(同720名)。広島市が小学校120名(前年度採用見込人員110名)、中学校60名(同80名)、高校14名(同14名)、特別支援学校15名(同28名)、養護教諭6名(同6名)、栄養教諭若干名(同2名)で合計では215名(同240名)となっており、採用見込人員の総数で見た場合、広島県が前年度よりも5名増、広島市については25名減となっている。
なお、今年度の試験では広島市で高校の「理科(生物)」「商業」、特別支援学校高等部の「福祉」「工業(建築)」を新たに募集する。一方、広島県で前年度募集のあった高校「看護」、広島市で前年度募集のあった高校「公民(倫理、政治・経済)」と特別支援学校高等部の「家庭」については今年度の試験では募集を行わない。
今年度試験からの主な変更点は下記の通り。
①一般選考及び大学等推薦特別選考における「小学校」「中学校」及び「特別支援学校」の受験者のうち、特別支援学校教諭普通免許状の所有者(令和6〈2024〉年3月31日までに取得見込みの者を含む)は、1次試験の筆記試験の得点に加点(小学校と中学校は「5点」、特別支援学校は「10点」)する。
②大学等推薦特別選考の実施教科・科目に「高校工業」を追加する。
③社会人を対象とした特別選考の対象に「高校福祉」を追加する。
広島県教育委員会・教員を志望する方へ~教員採用総合案内~
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/04file/
広島県教育委員会・令和6年度広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験について【実施要項・出願要領等】
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/04file/r06saiyou.html
広島市教育委員会・令和6年度広島県・広島市公立学校教員採用候補者選考試験変更点(PDF)
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/527209.pdf